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1999年(1月〜6月) ウイルス被害届出状況

1999年7月6日
情報処理振興事業協会

 1999年1月〜6月の半年間のウイルス被害届出データの集計より「被害届出ウ イルス名称」及び「被害届出感染経路」についてデータをグラフに表記して下記に示す。
 1998年1年間のデータとの比較によると、まずウイルスの種類としては、W32/Skaの届出の急増に伴い、 前年23.3%の割合であった従来型ウイルスの割合が、全体の49.4%を占めるまでになった。

  1998年 1999年(1月〜6月)
マクロウイルス 1589件 986件
従来型ウイルス  483件  963件
全体合計 2072件 1949件

 (※ 1件の届出で複数のウイルス感染の届出が有るため、合計は届出件数に合致しない。)

 被害届出のあった主なウイルスの名称を下記に示す。
 届け出されたウイルスは54種類で、そのうち1999年に初めて届け出られたウイルス は16種類(730件)であった。
 なかでも、「W32/Ska」は、1999年2月に初めて届出がされてから5ヶ月で558件もの件数になっている。  また、発病するとハードディスクのデータを破壊してしまう「W32/CIH」、及びマクロウイルスの「W97M/Class」 の届出が急増しており、注意が必要である。

  1998年 1999年(1〜6月)
 XM/Laroux  960件  516件
 W97M/Class 19件  174件
 WM/Cap 441件 100件
 その他マクロウイルス 169件 196件
     
※W32/Ska    558件
 W32/CIH 34件 223件
 AutoStart9805 208件 78件
 その他従来型 241件 104件
全体合計 2072件 1949件

注)※印は、1999年に初めて届出のあったウイルスを示す。

 

 感染経路としては、ネットワークからの感染が増えており、W32/Skaの急増に伴い、 メールによるケースが最も多くなり、海外からのメールを含むと61.6%を占めている。
 また、「感染経路不明」の割合が前年の半分近くまでに減少しており、コンピュータ利用時における管理体制が強化され、定期的にワクチンによるウイルス検査が行われている ものと思われる。

  1998年 1999年(1〜6月)
 メール(海外含) 826件 1192件
 ダウンロード 77件 137件
 外部媒体(海外含) 700件 362件
 不明 432件 245件
全体合計 2035件 1936件

 

 感染台数においては、1999年は0台の件数が増えており、ワクチンによるウイルス検査により、感染を未然に防いでいるものと思われる。
 (0台は、FDのみ感染及びファイルのみの感染を意味し、事前の検査により、パソコンに感染する前にウイルスを発見 したものである。)

  1998年 1999年(1〜6月)
 FDのみ感染 416件 671件
 1台 1000件 832件
 2台以上 5台未満 373件 272件
 5台以上10台未満 129件 83件
10台以上20台未満 58件 48件
20台以上50台未満 39件 17件
50台以上 20件 13件
全体合計 2035件 1936件

以 上