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コンピュータウイルス被害実態調査要約

平成11年5月11日
情報処理振興事業協会(IPA)

 


 ここで報告する被害状況は、情報処理振興事業協会が実施した国内におけるコンピュータウイルス被害状況調査の平成8年、9年、10年の3年間のアンケート調査結果、および海外におけるコンピュータウイルス被害状況調査の平成9年、10年の2年間のアンケート調査結果をもとにまとめたものである。

 

1.ウイルス感染被害状況

 各年毎(1月〜12月)1年間に、ウイルスの感染被害にあったかどうかのデータを表1に示す。国内では、マクロウイルス感染の急速な拡大のために平成9年から感染被害率が急上昇している。

表1 年別・国別のウイルス感染被害率

 

感   染   被   害   率
平成8年 平成9年 平成10年
  国   内 17.9% 38.6% 39.8%
  米   国 52.8% 53.2%
  ド イ ツ 62.7% 56.3%

 

2.感染したウイルスの名称

 国内では、平成8年までの従来型ウイルスの感染被害が主流であった状況が、平成9年にはマクロウイルスによる感染被害が主流となっている(表2参照)。平成10年もこの状況は継続している。

表2 国内における感染ウイルスの名称

平成8年 平成9年 平成10年

1位

アンチシーモス 24.1% XM/Laroux 72.8% XM/Laroux 51.9%

2位

カスケード 20.0% WM/Cap 39.0% WM/Cap 14.9%

3位

フォーム 18.0% アンチシーモス 11.1% AutoStart9805 3.1%

4位

ヤンキードゥードル 14.3% WM/Concept

9.0%

フォーム 1.8%

5位

WM/Concept 8.2% カスケード

フォーム

6.5%

アンチシーモス

W32/CIH

1.3%

(重複回答あり)

 表3に平成10年の調査の海外における感染ウイルスの名称を示す。表に2との比較照合により、海外と国内における感染ウイルスの名称(種類)別の被害状況の傾向の一致が見られる。

 

表3 海外における感染ウイルスの名称(平成10年)

米国 ドイツ 北欧

1位

WM/Cap 11.9% WM/Cap 14.5% WM/Cap 26.7%

2位

XM/Laroux 10.9% フォーム 10.6% フォーム 10.9%

3位

WM/Concept 10.4% パロティブート 6.9% XM/Laroux 8.7%

4位

WM/Wazzu 8.9% アンチシーモス

6.1%

WM/Concept 5.1%

5位

サンポ 7.4% リッパー

AutoStart9805

5.3%

WM/Colors 4.4%

 

韓国 台湾 オーストラリア

1位

XM/Laroux 24.6% W32/CIH 18.9% WM/Concept 22.7%

2位

アンチシーモス 20.6% WM/Taiwan 10.8% XM/Laroux 9.1%

3位

W32/CIH 11.7% XM/Laroux 10.0% WM/Wazzu 9.1%

4位

モンキー 5.1% WM/Cap

7.7%

WM/Cap 8.4%

5位

WM/Cap 4.6% パリティブート

5.4%

リッパー 6.5%

(重複回答あり)

以  上

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