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情報セキュリティ

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2017年第2四半期(4月~6月)]

第17-09-370号
掲載日:2017年7月24日

独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 セキュリティセンター
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1. コンピュータウイルス届出状況

1-1. ウイルス届出件数

今四半期(2017年4月~6月)のウイルス届出件数は470件で、ウイルス感染被害があった届出は0件でした。

図1-1:ウイルス届出件数の推移
図1-1:ウイルス届出件数の推移

1-2. 不正プログラム検出数

今四半期の不正プログラム検出数(*1)は、340,085個でした。今四半期に最も多く検出された不正プログラムはRansomとなっており、全体の約70.5%を占めています。これは2017年5月中頃に感染が確認された、「Wanna Cryptor」の検出件数が増加したことに起因します。

図1-2:不正プログラム検出数の推移
図1-2:不正プログラム検出数の推移

 
(*1)
不正プログラム検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「不正プログラム」の総数を示したもの。

1-3. ウイルス検出数

今四半期のウイルス検出数(*2)は1,717個でした。今四半期に最も多く検出されたウイルスはW32/Bagleで、前四半期の180個に比べ約1.8倍に増加し、322個となっています。

図1-3:ウイルス検出数の推移
図1-3:ウイルス検出数の推移

 
(*2)
ウイルス検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「ウイルス」の総数を示したもの。

1-4. 検出ウイルスの種類

今四半期に届出されたウイルスの種類は36種類、検出数はWindows/DOSウイルス1,651個、スクリプトウイルス及びマクロウイルス55個、携帯端末ウイルス10個、MacintoshおよびOSS(Open Source Software)/Linux・BSDを含むウイルスは1個でした。

表1-1:検出ウイルスの種類と検出数
表1-1:2017年第2四半期の検出ウイルス

(参考)
・Windows/DOSウイルス … Windows、MS-DOS環境下で動作するウイルス。
・マクロウイルス … Microsoft WordやMicrosoft Excelなどのマクロ機能を悪用するウイルス。
・スクリプトウイルス … 機械語への変換作業を省略して実行できるようにした簡易プログラムで記述されたウイルス。
・携帯端末ウイルス … 携帯電話やタブレットなどの環境下で動作するウイルス。


注)ウイルス名欄での各記号の用語説明は以下の通り。
表:用語説明

1-5. ウイルス届出者

今四半期の届出者は、過去の傾向と同じく一般法人が多く、一般法人からのウイルス届出件数は全体の約99.4%を占めました。

図1-4:ウイルス届出件数の推移(届出者別)
図1-4:ウイルス届出件数の推移(届出者別)

1-6. ウイルスおよび不正プログラムの検出経路

今四半期のウイルスおよび不正プログラムの検出経路については、「ネットワーク」の割合が最も多く全体の約66.9%を占めていました。これは2017年5月中頃に感染が確認された、「Wanna Cryptor」の検出件数が増加したことに起因します。

図1-5:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)
図1-5:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)

2. コンピュータ不正アクセス届出状況

2-1. 不正アクセス届出件数

今四半期の届出件数は22件で、そのうち被害があったのは15件でした。

図2-1:不正アクセス届出件数の推移
図2-1:不正アクセス届出件数の推移

2-2. 不正アクセス届出種別

届出の種別としては「アクセス形跡(未遂)」が7件、「なりすまし」が4件、「侵入」が3件等でした。

図2-2:不正アクセス届出種別の推移
図2-2:不正アクセス届出種別の推移

2-3. 不正アクセス被害原因

被害があった届出のうち、原因が判明しているものは「ID・パスワード管理不備」が8件、「古いバージョン使用・パッチ未導入」が3件等でした。

図2-3:不正アクセス被害原因の推移
図2-3:不正アクセス被害原因の推移

2-4. 不正アクセス届出者

届出者別の届出件数は、「一般法人ユーザ」が10件、「個人ユーザ」が8件、「教育・研究・公的機関」が4件でした。

図2-4:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)
図2-4:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)

3. 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況

3-1. 相談件数

今四半期に「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談件数は前四半期から約7.3%増の3,812件でした。そのうち、相談員による対応件数は2,242件でした。

図3-1:相談件数の推移数
図3-1:相談件数の推移

3-2. 主な手口における相談員の対応件数

(i) 「ウイルス検出の偽警告」

ウイルスを検出したという偽警告で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約やソフトウェア購入に誘導する「ウイルス検出の偽警告」に関する相談が今四半期は670件寄せられました。前四半期から約19%減となっており減少傾向にあります。

図3-2:「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移
図3-2:「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移

(ii) 「ワンクリック請求」

今四半期は、パソコンとスマートフォンを合わせた「ワンクリック請求」に関する相談が前四半期から約8.5%増の421件寄せられました。同相談のうち、スマートフォンを対象にした相談は前四半期から約15.0%減の96件でした。

図3-3:「ワンクリック請求」相談件数の推移
図3-3:「ワンクリック請求」相談件数の推移

(iii) 「ランサムウェア」

今四半期は「ランサムウェア」に関する相談が前四半期の約6倍となる163件寄せられました。これは2017年5月中頃に感染が確認された、「Wanna Cryptor」の相談件数が増加したことに起因します。

図3-4:「ランサムウェア」相談件数の推移
図3-4:「ランサムウェア」相談件数の推移

本件に関するお問い合わせ先

独立行政法人 情報処理推進機構 技術本部 セキュリティセンター
Tel: 03-5978-7591 Fax: 03-5978-7518
E-mail:
URL:https://www.ipa.go.jp/security/

更新履歴

2017年 7月 24日 掲載

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