HOME情報セキュリティコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2016年第4四半期(10月~12月)]

本文を印刷する

情報セキュリティ

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2016年第4四半期(10月~12月)]

第17-01-362号
掲載日:2017年01月26日

独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 セキュリティセンター
(PDFはこちら)

1. コンピュータウイルス届出状況

1-1. 2016年総括

2016年に寄せられたウイルス届出件数は、前年の2,958件より516件(約17.4%)少ない2,442件となりました。

また、2016年に寄せられたウイルスの検出数は、前年の27,571個より20,091個(約72.9%)少ない7,480個、不正プログラム検出数は前年の337,736個より1,090,338個(約3.2倍)多い1,428,074個でした。

図1-1:ウイルス届出件数の年別推移
図1-1:ウイルス届出件数の推移

1-2. ウイルス届出件数

今四半期(2016年10月~12月)のウイルス届出件数は711件で、ウイルス感染被害があった届出は0件でした。

図1-2:ウイルス届出件数の推移
図1-2:ウイルス届出件数の推移

1-3. 不正プログラム検出数

今四半期の不正プログラム検出数(*1)は、761,202個でした。今四半期に最も多く検出された不正プログラムはDownloaderでした。検出数は前四半期の284,726個に比べ、621,108と約2.2倍に増加しており、全体の約81.6%を占めています。Bancosも約16.8倍増の4,101個となっています。

図1-3:不正プログラム検出数の推移
図1-3:不正プログラム検出数の推移

 
(*1)
不正プログラム検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「不正プログラム」の総数を示したもの。

1-4. ウイルス検出数

今四半期のウイルス検出数(*2)は3,078個でした。今四半期に最も多く検出されたウイルスはW32/Fujackで、前四半期の53個に比べ約14.8倍に増加し、786個となっています。

図1-4:ウイルス検出数の推移
図1-4:ウイルス検出数の推移

 
(*2)
ウイルス検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「ウイルス」の総数を示したもの。

1-5. 2016年第4四半期の検出ウイルス

今四半期に届出されたウイルスの種類は38種類、検出数はWindows/DOSウイルス2,981個、スクリプトウイルス及びマクロウイルス59個、携帯端末ウイルス33個、MacintoshおよびOSS(Open Source Software)/Linux・BSDを含むウイルスは6個でした。

表1-1:2016年第4四半期の検出ウイルス
表1-1:2016年第4四半期の検出ウイルス

(参考)
・Windows/DOSウイルス … Windows、MS-DOS環境下で動作するウイルス。
・マクロウイルス … Microsoft WordやMicrosoft Excelなどのマクロ機能を悪用するウイルス。
・スクリプトウイルス … 機械語への変換作業を省略して実行できるようにした簡易プログラムで記述されたウイルス。
・携帯端末ウイルス … 携帯電話やタブレットなどの環境下で動作するウイルス。


注)ウイルス名欄での各記号の用語説明は以下の通り。
表:用語説明

1-6. ウイルス届出者

今四半期の届出者は、過去の傾向と同じく一般法人が多く、一般法人からのウイルス届出件数は全体の約91.8%を占めました。

図1-5:ウイルス届出件数の推移(届出者別)
図1-5:ウイルス届出件数の推移(届出者別)

1-7. ウイルスおよび不正プログラムの検出経路

今四半期のウイルスおよび不正プログラムの検出経路については、「メール」の割合が最も多く全体の約97.6%を占め、「ダウンロード」が、全体の約0.7%でした。

図1-6:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)
図1-6:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)

2. コンピュータ不正アクセス届出状況

2-1. 2016年総括

2016年に寄せられた不正アクセス届出件数は、前年の110件より27件(約24.5%)少ない83件となりました。そのうち、被害のあった届出は61件で全体の73.5%を占めています。

図2-1:不正アクセス届出件数の年別推移
図2-1:不正アクセス届出件数の年別推移

2-2. 不正アクセス届出件数

今四半期の届出件数は19件で、そのうち被害があったのは14件でした。

図2-2:不正アクセス届出件数の推移
図2-2:不正アクセス届出件数の推移

2-3. 不正アクセス届出種別

届出の種別としては「アクセス形跡(未遂)」が5件、「なりすまし」が4件、「侵入」が2件、 「その他(被害有り)」が6件等でした。

図2-3:不正アクセス届出種別の推移
図2-3:不正アクセス届出種別の推移

2-4. 不正アクセス被害原因

被害があった届出のうち、原因が判明しているものは「ID・パスワード管理不備」が4件、「設定不備」が3件等でした。

図2-4:不正アクセス被害原因の推移
図2-4:不正アクセス被害原因の推移

2-5. 不正アクセス届出者

届出者別の届出件数は、「一般法人ユーザ」が4件、「個人ユーザ」が10件、「教育・研究・公的機関」が5件でした。

図2-5:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)
図2-5:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)

3. 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況

3-1. 2016年総括

2016年に「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談件数は前年から約8.3%増の15,873件でした。

図3-1:相談件数の年別推移
図3-1:相談件数の年別推移

3-2. 相談件数

今四半期に「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談件数は前四半期から約13.1%減の3,795件でした。そのうち、相談員による対応件数は2,307件でした。

図3-2:相談件数の推移数
図3-2:相談件数の推移

3-3. 主な手口における相談員の対応件数

(i) 「ウイルス検出の偽警告」に関する相談

ウイルスを検出したという偽警告で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約やソフトウェア購入に誘導する「ウイルス検出の偽警告」に関する相談が今四半期は833 件寄せられました。
はじめて相談が寄せられた2015 年5 月以降、増加傾向にあります。

図3-3:「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移
図3-3:「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移

(ii) 「ワンクリック請求」

今四半期は、パソコンとスマートフォンを合わせた「ワンクリック請求」に関する相談が前四半期から約12.7%減の487件寄せられました。同相談のうち、スマートフォンを対象にした相談は前四半期から約0.6%減の158件でした。

図3-4:「ワンクリック請求」相談件数の推移
図3-4:「ワンクリック請求」相談件数の推移

本件に関するお問い合わせ先

独立行政法人 情報処理推進機構 技術本部 セキュリティセンター
Tel: 03-5978-7591 Fax: 03-5978-7518
E-mail:
URL:https://www.ipa.go.jp/security/

更新履歴

2017年 1月 26日 掲載

Adobe ReaderPDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。
Adobe ReaderはAdobe Readerのダウンロードページよりダウンロードできます。