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情報セキュリティ

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2016年第1四半期(1月~3月)]

第16-04-348号
掲載日:2016年4月25日

独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 セキュリティセンター
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1. コンピュータウイルス届出状況

1-1. ウイルス届出件数

今四半期(2016年1月~3月)のウイルス届出件数は629件で、ウイルス感染被害があった届出は0件でした。

図1-1:ウイルス届出件数の推移
図1-1:ウイルス届出件数の推移

1-2. 不正プログラム検出数

今四半期の不正プログラム検出数(*1)は、133,532個でした。今四半期に最も多く検出された不正プログラムはDownloaderでした。検出数は前四半期の57,932個に比べ、44,717個と減少しましたが、全体の33.5%を占めています。また、今四半期に最も検出数増加の割合が多かったのはRansomで、前四半期の401個に比べ約13.2倍の5,293個となっています。Bancosは前四半期の6,903個に比べ819個と大きく減少しています。

図1-2:不正プログラム検出数の推移
図1-2:不正プログラム検出数の推移

(*1)
不正プログラム検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「不正プログラム」の総数を示したもの。

1-3. ウイルス検出数

今四半期のウイルス検出数(*2)は1,686個でした。今四半期に最も多く検出されたウイルスはW32/Mydoomで、前四半期の483個に比べ約1.4倍の696個となっています。また、W32/Virutは前四半期の616個に比べ160個と大きく減少しました。W32/Bagleは、2015年第2四半期以降、減少傾向が続いています。

図1-3:ウイルス検出数の推移
図1-3:ウイルス検出数の推移

(*2)
ウイルス検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「ウイルス」の総数を示したもの。

1-4. 2016年第1四半期の検出ウイルス

今四半期に届出されたウイルスの種類は27種類、検出数はWindows/DOSウイルス1,664個、スクリプトウイルス及びマクロウイルス20個、携帯端末ウイルス2個、MacintoshおよびOSS(Open Source Software)/Linux・BSDを含むウイルスはありませんでした。

表1-1:2016年第1四半期の検出ウイルス
表1-1:2016年第1四半期の検出ウイルス

(参考)
・Windows/DOSウイルス … Windows、MS-DOS環境下で動作するウイルス。
・マクロウイルス … Microsoft WordやMicrosoft Excelなどのマクロ機能を悪用するウイルス。
・スクリプトウイルス … 機械語への変換作業を省略して実行できるようにした簡易プログラムで記述されたウイルス。
・携帯端末ウイルス … 携帯電話やタブレットなどの環境下で動作するウイルス。

注)ウイルス名欄での各記号の用語説明は以下の通り。

表:用語説明

1-5. ウイルス届出者

今四半期の届出者は、過去の傾向と同じく一般法人が多く、一般法人からのウイルス届出件数は全体の約65.2%を占めました。

図1-4:ウイルス届出件数の推移(届出者別)
図1-4:ウイルス届出件数の推移(届出者別)

1-6. ウイルスおよび不正プログラムの検出経路

今四半期のウイルスおよび不正プログラムの検出経路については、過去の傾向と同じく、「ダウンロードファイル」の割合が最も多く全体の約77.7%を占め、次いで「メール」が増加しており、全体の約12.1%でした。

図1-5:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)
図1-5:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)

2. コンピュータ不正アクセス届出状況

2-1. 不正アクセス届出件数

今四半期の届出件数は23件で、そのうち被害があったのは17件でした。

図2-1:不正アクセス届出件数の推移
図2-1:不正アクセス届出件数の推移

2-2. 不正アクセス届出種別

届出の種別としては「なりすまし」が6件、「DoS」が5件、「不正プログラム埋込」が2件、「その他(被害あり)」が4件でした。前四半期と比較して「なりすまし」が全体の約46.4%から約26.1%に減少しました。

図2-2:不正アクセス届出種別の推移
図2-2:不正アクセス届出種別の推移

2-3. 不正アクセス被害原因

被害があった届出のうち、原因が判明しているものは「ID・パスワード管理不備」が4件、「設定不備」が3件等でした。今四半期は「古いバージョン使用・パッチ未導入」の届出は0件でした。

図2-3:不正アクセス被害原因の推移
図2-3:不正アクセス被害原因の推移

2-4. 不正アクセス届出者

届出者別の届出件数は、「一般法人ユーザ」が12件、「個人ユーザ」が7件、「教育・研究・公的機関」が4件でした。

図2-4:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)
図2-4:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)

3. 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況

3-1. 相談件数

今四半期に「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談件数は前四半期から約4.4%減の3,797件でした。そのうち、相談員による対応件数は2,055件でした。

図3-1:相談件数の推移数
図3-1:相談件数の推移

3-2. 主な手口における相談員の対応件数

(i) 「ワンクリック請求」

今四半期は、パソコンとスマートフォンを合わせた「ワンクリック請求」に関する相談が前四半期から約10.8%減の606件寄せられました。同相談のうち、スマートフォンを対象にした相談は前四半期から約17.7%減の256件で、いずれの相談も前四半期に続き減少しました。

図3-2:「ワンクリック請求」相談件数の推移
図3-2:「ワンクリック請求」相談件数の推移

(ii) 「ランサムウェア」

今四半期は「ランサムウェア」に関する相談が前四半期の約2.7倍の124件寄せられました。このうち、23件はAndroid端末のランサムウェアに関する相談でした。

図3-3:「ランサムウェア」相談件数の推移
図3-3:「ランサムウェア」相談件数の推移

本件に関するお問い合わせ先

独立行政法人 情報処理推進機構 技術本部 セキュリティセンター
Tel: 03-5978-7591 Fax: 03-5978-7518
E-mail:
URL:https://www.ipa.go.jp/security/

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2016年 4月 25日 掲載

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