2000年12月7日
情報処理振興事業協会
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パソコン初心者大被害、深刻な事態に!! |
情報処理振興事業協会(略称IPA・村岡茂生理事長)は、2000年11月のコンピュータウイルスの発見届出状況をまとめた。
1.届出件数は2203件(過去最多の2.4倍)。
感染実被害件数は546件(過去最多の1.6倍)と激増!!
2.31面相ウイルス「MTXウイルス」の感染被害激増。深刻な事態!!
「W32/MTX」の届出が激増し、このウイルスの月間件数は先々月(10月)の届出件数全体(906件)に匹敵する過去最多の894件。
またこのウイルスだけで感染実害件数の7割近くを占める。世界的にも感染被害が急増しているウイルスである。
・2通目の「のっぺらぼうメール」に注意
知り合いからの正式メールに加えて件名なし、本文なしの2通目として届けられる。
この「のっぺらぼうメール」の添付ファイルがウイルスの正体。
・日変わりの31面相ウイルス!!
このウイルスの正体である添付ファイルは、名前が日によって31通りに変化する。
(3日 「LOVE_LETTER_FOR_YOU.TXT.PIF」 ラブレターウイルスそっくり。)
・深刻な被害。復元には多大な労力!
ウイルスが感染時に、重要なファイルを破壊してしまうため、感染してパソコンが使えなくなったとの報告が多数寄せられている。
これらのケースでは、全てのソフトとデータがご破算になり、復元には多大な労力を要し被害者には大きなダメージとなる。
・メールを利用しているパソコン初心者に感染被害が続出!!
ウイルスには縁がないと思っているパソコン初心者の感染が続出している。
感染に気付かずにメール送信を行ってウイルス拡散の加害者になっているので、個人ユーザにとっても、ウイルスは身近の重要な問題と認識する必要がある。
3.新種「Navidadウイルス」に注意
IPAへの届出件数は437件と新種ウイルスの当月届出として過去最多。感染すると、アプリケーションが動かなくなる。「Navidad」は、スペイン語で「クリスマス」の意味。
クリスマスの挨拶に見せかけるなど時節柄だまされやすいウイルスの出現にも要注意。
「ちょっと待て!!」
感染ファイルをクリックしてからでは遅すぎる。添付ファイルを習慣的にそのまま開くユーザが感染被害に遭う。感染被害防止のため、メールの添付ファイルは開いて良いか常に疑うことが重要である。