ファイル交換ソフト Winny のみならず Share を介しても感染する W32/Antinny ウイルスの亜種が出現しています。このウイルスに感染すると、パソコン内のファイルを検索し、条件に合致したファイルをWinny や Share の公開用フォルダにコピーします。これにより、個人情報や機密情報が漏えいする可能性があります。実際に、情報が漏えいした事件が報道されています。

ワクチンソフトの定義ファイルを更新していないと発見できないことがありますので、各ワクチンベンダーの Web サイトを参照して、最新のウイルス定義ファイルに更新して下さい。
>> ワクチンソフトに関する情報
Windows 98/Me/NT/2000/XP/Server 2003
このウイルスは、ファイル交換ソフト Winny や Share を介して感染を拡大します。
このウイルスに感染したパソコンから公開されたファイルに、ウイルスそのものが混入されており、ダウンロードしたそのウイルスファイルを開くことで、感染します。
ウイルスファイルをクリックすると、ウイルスファイルであることを気づかせないように、「無効なポインタ操作」という偽のダイアログメッセージを表示します。
感染すると、以下のファイル名で自分自身のコピーを C: ドライブに作成します。
<ランダムな日本語の文字列>.scr
また、Winny や Share の設定ファイルを改変して、公開用フォルダを新規に作成します。
その上で、パソコン内のファイルを検索し、特定の拡張子のファイル(.doc[Wordファイル]、.xls[Excel ファイル]、.ppt[PowerPoint
ファイル]、.mdb[Access データベースファイル]、.eml[メールファイル]、.dbx[Outlook Express
のファイル] )を当該公開用フォルダにコピーします。これにより、他の Winny や Share ユーザがそのファイルを入手できることになり、情報が漏えいする可能性があります。
※公開用のフォルダを作成(設定)していなくても、Antinny の亜種が公開用フォルダを作成し、対象となるファイルをコピーしますので、気付かないうちに情報漏えいすることになります。
このウイルスによる感染・情報漏えい被害は、Winny や Share を利用していることにより起こります。また、ファイル交換ソフトには、意図せず情報が漏えいしてしまう危険性もありますので、必要がなければ利用しない(危険なものには近づかない)ことが重要です。
最新の検索エンジンとパターンファイルにアップデートしたワクチンソフトで検査を行い、感染の有無を確認して下さい。発見された場合は、当該ファイルを「削除」して下さい。
なお、感染が確認された場合は、情報が漏えいしている可能性がありますので、以下の手順を参考に対処してください。
ファイル交換ソフトに関する対策情報は以下のサイトをご参照ください。
Winny による情報漏えいを防止するために
http://www.ipa.go.jp/security/topics/20060310_winny.html
ワクチンソフトウェアベンダー提供の情報
ウイルス対策のトップページはこちらをご覧下さい。
| 2006年 5月 1日 | 感染方法を追記。 |
|---|---|
| 2006年 4月28日 | 掲載。 |