IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

Windows XP用「システムの復元」実施手順書

2010年2月12日
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター(IPA/ISEC)

はじめに

 ここでは、Windows XPで「システムの復元」を行うための具体的な手順を説明します。作業中はインターネットへのアクセスができなくなるため、この手順書を印刷しておくことを勧めます。

 なお、本手順書中の画面は、お使いのパソコンによって表示内容が若干異なる場合があります。ご了承ください。

ステップ1.Windowsをセーフモードで起動する

 最初に、Windowsを「セーフモード」というメンテナンス用のモードで起動します。Windowsは、起動処理の途中で「F8」キーが押されると、通常の起動処理を中断し、起動方式を選ぶことができます。

1-1. Windowsをシャットダウンして、電源を切ります。

1-2. キーボードの上部にある「F8」キーの位置を確認しておきます。

1-3. パソコンの電源を入れます。電源を入れたらすぐに、「F8」キーを1秒間に2〜3回程度の間隔で押します(連打し続けます)。図1の画面が表示されたら、押すのをやめます。

※ 図1の画面にならず、Windowsが通常起動してしまった場合は、1-1.からやり直してください。何度試しても図1の画面にならない場合は、お使いのパソコンのメーカーへ「セーフモードでのWindowsの起動の方法」を問い合わせてください。

※ 図1の画面でもWindowsでもない画面(BIOS設定画面などと呼ばれます)が表示されてしまう場合は、お使いのパソコンのメーカーへ「セーフモードでのWindowsの起動の方法」を問い合わせてください。

図1 「Windows 拡張オプション メニュー」の画面
図1 「Windows 拡張オプション メニュー」の画面

 

1-4. 図1の画面では、上下の矢印キー(「↑」「↓」)で、白黒反転した行を移動させることができます。「セーフ モード」という行が白黒反転した状態で、Enterキーを押します。

1-5. 次の図2の画面が表示されます。

図2 オペレーティングシステムの選択画面
図2 オペレーティングシステムの選択画面

 

1-6. 図2の画面は、起動するオペレーティングシステム(OS)を選択する画面です。通常のパソコンでは1つ(Microsoft Windows XP ****** という名前のもの)しか選択肢がありません。Enterキーを押して次に進みます。

1-7. Windowsが起動します。この時、図3のようにWindowsへログオンするユーザーを選択する画面が表示される場合があります。「システムの復元」を実行するには、管理者ユーザーでWindowsへログオンする必要があります。

※ 「Administrator」というユーザーが表示される場合があります。これは、セーフモードでのみ利用できる特殊な管理者ユーザーですが、ここでは使用せず、通常使用している管理者ユーザーでログオンしてください。

※ 画面内にユーザーの一覧が入りきっていない場合は、上下の矢印キーで、画面外に隠れてしまっているユーザーを表示することができます。

※ 管理者ユーザーのパスワードが分からないなどの理由でログオンできない場合は、本手順を実施することはできません。画面左下の「終了オプション」をクリックすることで、パソコンの電源を切ることができます。

図3 ログオンユーザー選択画面
図3 ログオンユーザー選択画面

 

1-7. Windowsにログオンすると、図4のような画面が表示されます。この画面になったら、まだボタンはクリックせず、次のステップ2.へ進んでください。

図4 セーフモードでログオンした直後の画面
図4 セーフモードでログオンした直後の画面

 

ステップ2.「システムの復元」を起動する

 Windowsをセーフモードで起動することに成功したら、次に「システムの復元」を起動します。

2-1. 「Windowsはセーフ モードで実行されています」というメッセージが書かれたウィンドウの下部にある、「いいえ」ボタンをクリックします(図5)。これにより、「システムの復元」ウィンドウが開きますので、次のステップ3.へ進んでください。

図5 「いいえ」ボタンをクリックする
図5 「いいえ」ボタンをクリックする

 

※ 図5の画面が表示されず、デスクトップの画面が表示された場合は、次の手順で「システムの復元」を起動します。(1)「スタート」メニューをクリック → (2)「すべてのプログラム」をクリック → (3)「アクセサリ」をクリック → (4)「システム ツール」をクリック → (5)「システムの復元」をクリック

※ 図6のようなエラーが表示された場合は、現在ログオンしているユーザーが管理者ユーザーではありません。「スタート」メニューの「ログオフ」をクリックし、1-7.へ戻って別のユーザーでのログオンを試してください。

図6 「システムの復元」起動エラー画面
図6 「システムの復元」起動エラー画面

 

ステップ3.トラブル発生日以前の「復元ポイント」を選択する

 続いて、「システムの復元」ウィンドウで操作を行い、適切な「復元ポイント」を選びます。

3-1. 「システムの復元の開始」と書かれたウィンドウ(図7)で、「次へ」ボタンをクリックします。

図7 「システムの復元の開始」画面
図7 「システムの復元の開始」画面

 

3-2. 「復元ポイントの選択」画面に切り替わります(図8)。ここでは、次の手順で、パソコンにトラブルが発生した日より前の復元ポイントを探し、選択します。

図8 「復元ポイントの選択」画面
図8 「復元ポイントの選択」画面

 

3-2-(a). 画面左側のカレンダーに、利用可能な「復元ポイント」の存在する日付が太字で表示されています。復元先とする日付をクリックすると、その日付の部分の色が変わります。

※ 「XXXX年 X月」と書かれている部分の左右の矢印ボタンで、表示される月を切り替えることができます。

3-2-(b). 画面右側のエリアに、選択した日付の「復元ポイント」の一覧(時刻と説明)が表示されます。

3-2-(c). 一覧から適切な「復元ポイント」を選び、クリックして選択します。その日付に「復元ポイント」が1つしか存在しない場合は、はじめからその「復元ポイント」が選択された状態となっています。

3-2-(d). これで、「復元ポイント」を選ぶことができました。「次へ」ボタンをクリックし、次のステップ4.へ進んでください。

※ 適切な「復元ポイント」が存在しない場合は、「システムの復元」による解決はできません。「キャンセル」ボタンをクリックして「システムの復元」を終了し、他の手段(システムの初期化など)でシステムの復旧を試みてください。

ステップ4.「システムの復元」を実行する

 選択した「復元ポイント」へシステムの状態を巻き戻す処理を行い、結果を確認します。

4-1. 「復元ポイントの選択の確認」と書かれたウィンドウ(図9)が表示されます。表示されている復元先の日付と時間を確認し、「次へ」ボタンをクリックします。

図9 「復元ポイントの選択の確認」画面
図9 「復元ポイントの選択の確認」画面

 

4-2. あとは、選択した「復元ポイント」の時点までシステムの状態を巻き戻す処理が自動的に行われます(図10)。処理の途中で、パソコンが再起動します。

図10 「システムの復元」実行中画面
図10 「システムの復元」実行中画面

 

4-3. 再起動後、ログオンするユーザーの選択画面が表示された場合は、管理者ユーザーでログオンします。

4-4. 図11のように、「システムの復元」が成功したか否かが画面に表示されます。成功した場合は「復元は完了しました」と表示され、失敗した場合は「復元は未完了」などと表示されます。画面右下の「OK」ボタンをクリックします。

図11 「システムの復元」結果表示画面
図11 「システムの復元」結果表示画面

 

※ 復元が未完了(復元失敗)で終わった場合、システムの状態はこの作業を行う前の状態から変わっていません。画面右下の「OK」ボタンをクリックした後、一度パソコンを再起動してください。その後は、他の復元ポイントで再度この手順を試すか、他の手段(システムの初期化など)でシステムの復旧を試みてください。

4-5. 通常のデスクトップ画面が表示されたら、一度パソコンを再起動します。

4-6. 再びパソコンが起動したら、パソコンの動作に問題があることを確認していたユーザーでログオンし、いつも通り操作を行い、問題が解決したか否かを確認します。

 

※ 本手順書について不明点がございましたら、「コンピュータウイルス110番」へご連絡ください。

 

Copyright (c) IPA, Japan. All rights reserved 2010