最終更新日:2002年 6月12日
今後の GPKI の発展のために求められるものとして、以下が挙げられます(表 8-16)。
表 8-16 GPKI の課題
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課題等 |
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維持、推進 |
運用面の考察 |
府省間の調整をはかる横断組織の必要性 |
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利用促進策の開発 |
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技術面の考察 |
最新技術、標準の進化などへの追随 |
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利用アプリケーションの充実。 |
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テストセンターのさらなる充実と一般公開 |
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証明書、電子文書などの長期保存対策の検討 |
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関係、相互認証 |
国内 |
LGPKI、JPKI などとの接続性の検討 |
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連携モデルの確立 |
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海外 |
外国政府機関と相互認証の検討 |
GPKI に先行して構築された法務省 CA においては、発行された証明書の仕様が GPKI と接続する際に必要となる要件を一部満たしていませんが、GPKI との接続が必要となるため特殊な個別対応により接続されている点が課題としてあげられます。このような「特例システム」の修正・改善や、今後、各種理由により「特例システム」を作り出すことになる原因を排除するため、既存の行政業務全体を見渡したポリシーの改善や、申請の手順などを含む行政業務そのものの変更と、それに伴い必要となる法改正などが望まれています。
技術面において今後最も検討が必要とされる点は、利用アプリケーションの充実が上げられます。GPKI で発行される証明書は最新の拡張領域を利用しており、現在の市販ソフトでこれらの仕様に全て対応しているものはありません。各省庁で必要となる電子申請業務毎に利用アプリケーションの証明書機能を新規開発していては多大なコストが必要となります。GPKI 対応の共通機能を政府主導で別途開発するか、共通機能を入札業者間で共有できる体制の整備が望まれています。
諸外国との相互認証を実現するためには、現在 GPKI を構成している HW/SW に対するセキュリティレベルの国際標準 (ISO/IEC 15408、FIPS 等) への対応や検討が必要となってきます。
PKI は新しい技術であり多くの課題を残していますが、電子政府対応の各システム構築が具体化する前に GPKI というセキュリティ基盤が構築された点は、国内外共に高い期待と関心を集めています。この実績をベースにさらなる発展が望まれています。
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