
第4話「あやしいファイルを開くな(メール編)」の巻より
(d.)は、知人からのメールに見せかけて送りこまれることがあります。知人だけではなく、管理者や、セキュリティ会社からのお知らせのように見せかけて、(t.)を開かせるための、言葉巧みなメッセージがメール本文に記載されていることもあります。最近では、Webショッピングサイトのオーナーに、「お宅で買った商品が壊れていたので交換してください。このメールに写真を添付したのでご確認ください!」と苦情メールにみせかけたケースがありました。
オーナーは、(t.)を(q.)したために、キーボードから入力された情報を記録するキーロガーと呼ばれるスパイウエアがコンピュータにインストールされ、ネット銀行の口座番号や暗証番号がインターネット越しに盗み出され、不正にお金を引き出されてしまいました。これなどは、特定の個人を狙ったいわゆる「スピア型攻撃」という手口です。
さて、クジョ所長のところには、知り合いのナンシーから、写真にみせかけた実行形式ファイルが送り込まれ、「メールの(t.)は安易に開かない」というウイルス対策の基本を知らなかったクジョ所長は、あっさりとウイルスに感染してしまいました。(t.)は開く前にウイルスチェックをしましょう。また、(s.)が「.exe」などであった場合には、ウイルスの可能性が大きいですので、ナンシーにファイルを送ったかどうか確認したほうが良いでしょう。この場合、メールの送り主は、ナンシーではなく、ナンシーになりすましているウイルスかもしれないからです。