最終更新日:2005年 1月26日
独立行政法人 情報処理推進機構
セキュリティセンター
情報セキュリティ技術ラボラトリー
2004年11月 7日(日曜日)から12日(金曜日)まで、米国のワシントン
DC において IETF ミーティングが開催された。総参加者数は、1,314名であったので、前回と比較して減少している。参加国数は、26ヶ国であった。(内訳:
USA(53%)、日本(10%)、 大韓民国(5%)、ドイツ、フランス…)
主にセキュリティエリアの各セッションに参加したので、ここに報告する。
今回、開催されたセキュリティエリアの WG の一覧は、下記のとおり(時系列)。
セキュリティエリア以外の下記のセッションにも参加した。
11月11日木曜日に開催された。(午後セッションII:15:30-17:00)
後述するように、これまで Secure shell WG 不活性状態にあったが、今回の会合においてセッションを開催したことによって、一定の進捗がみられた。
次に、招待講演を聴くのが慣例となっている。今回の講演者は、(IPA が、PKI 分野における「UTF8String 問題」について協働している)ポール・ホフマン氏と、米国 NSA(National Security Agency)の新しい暗号ライセンスの担当者(ジュン・スタサク氏)であった。
外国企業(日本企業)は、どのように扱われるかについて質問したところ、
「企業にライセンスを発行する趣旨であるので、外国企業も対象となるが、政府間パスが通っていることは、前提となる。(日本の場合、経済産業省の貿易管理。)(上記)スライド資料に記載されている窓口に相談して欲しい。」とのこと。
関連資料 :
ステファン・ケント
および ティム・ポーク 
11月10日水曜日に開催された。(午後セッション I:13:00-15:00)
このWGについては、現存する案件を処理した後に終息させることが決定している。ただし、現存する案件と密接に絡む案件が提起された場合、扱う可能性があるとされている。
11月11日木曜日に開催された。(午後セッションI:13:00-15:00)
前回の第60回IETFサンディエゴ会合のOpen Security Area Directoratにおいて、「PKI(と証明書)は難しくて広く使われていない!」問題が提起された。これに対応して、これについて「IETFは何ができるか?」を議論するメーリングリストが開設された。 これを踏まえて、異例のBOFセッションが開催された。エリア・ディレクターの両名が進行した。
(準備中)
ジョー・タッチ助教授
The University of Southern California's Information Sciences Institute (ISI)
現行のIPsecプロトコルは、「all-or-nothing」のような選択になっている。既存のプロトコルは、可能性ある広範な脅威からの防護を提供するが、しばしば、配備されていない。
その理由には、鍵管理インフラの必要性、設定の煩雑さ、性能への影響等がある。そこで、この提案されているWGは、既存のIPsecプロトコルに対して、事前の鍵共有や、鍵管理インフラストラクチャの必要性を低減して、性能を向上する、要件を緩和された拡張の仕様を策定する。これらの緩和された流派は、現行IPsec仕様と比べて、より弱いセキュリティ粒度しか提供しないが、限られた環境における利用のためには、十分であるはずである。(例 : 「中間者による攻撃」以外の経路外からの攻撃に対する防護は提供できるし、通信相手の身元について、裏書きする仕掛けは無くとも、コネクションそのものの防護は提供できる。)
本件は、BCP(ベスト・カレント・プラクティス:要件、フレームワーク、設定)として、あるいは、スタンダードトラック文書(プロトコル仕様)として、標準化活動をしたい、という案件。BGPやDNSと併せて利用したい、という。
(準備中)
1年ぶりのセッション開催。この遅延は、著者の多忙と、IETFの知的財産権を規定していた RFC2026 から RFC3667/3668 への切り替えが、円滑に進まなかったことによる。
draft-ietf-sasl-rfc2222bis (SASL 基本仕様後継)
Jabber を使って検討された。
「身元(identity)の用語法」について: 熟していない。
「鍵再生成(Rekeying)」について: 整合性確保を要する。
draft-ietf-sasl-rfc2831bis(DIGEST-MD5)
Jabber を使って検討された。
あまりレビューされていないので、更なるレビューを要するとされた。
draft-ietf-sasl-gssapi-01(GSSAPI メカニズム)
あまりレビューされていないので、更なるレビューを要するとされた。
draft-ietf-sasl-crammd5(CRAM-MD5)
あまりレビューされていないので、更なるレビューを要するとされた。
このセッションを最後に共同チェアのひとりである Sam Hartman が辞した。
(準備中)
(準備中)
今回の会合から正式に WG としてセッションが開催された。
WG の憲章 : WG の作業範囲(Pat Cain)
フレームワーク文書(George Jones)
関連標準のサーベイ(Chris Lonvick)
サービスプロバイダーのセキュリティ実践のサーベイ(Merike Kaeo)
(Security Best Practices Efforts and Documents)
http://www1.ietf.org/proceedings_new/04nov/slides/opsec-1.pdf ![]()