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「国内外の自動車の情報セキュリティ動向と意識向上策に関する調査報告書」の公開

 〜自動車関連業界が取り組むべき情報セキュリティの3つの課題〜

掲載日 2010年4月15日
独立行政法人 情報処理推進機構
セキュリティセンター

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:西垣 浩司)セキュリティセンターは、電子化・情報化の進む自動車における情報セキュリティ対策を推進するため、欧州等の自動車の情報セキュリティへの先行的な取組みと、国内の現状と課題についてまとめ、「国内外の自動車の情報セキュリティ動向と意識向上策に関する調査報告書」として2010年4月15日(木)から、IPAのウェブサイトで公開しました。

1.概要

 IPAセキュリティセンターでは、2006年度から自動車や情報家電などの様々な組込みシステムの脅威と対策について、調査と提言を行っています。

 近年、電子制御技術の進展に伴い、一台の自動車に利用される車載コンピュータ(Electronic Control Unit : ECU)の数は増加を続けています。加えて、自動車内の情報システムは共通化やネットワーク化によって、攻撃手法の共通化やインターネットなどの外部ネットワークからの攻撃が可能となるなど、自動車においても、PCを利用する場合と同様に情報セキュリティ上の脅威に備える必要性が高まっています。もしECUのソフトウェアに悪意ある書換えがなされた場合は、勝手にブレーキ操作をされる、自動料金収受システムによる料金所通過を妨害されるなど、重大な交通事故を招く可能性もあります。

 そこでIPAセキュリティセンターでは、攻撃によって生じる脅威と、将来必要となるであろう自動車の情報セキュリティ対策を把握するため、自動車の情報セキュリティに関して欧州の先行的な取組みおよび自動車の情報セキュリティの普及施策として活用の可能性が考えられる国内の諸制度について調査を実施しました。

 今回の調査報告書では、国内外の動向を記すとともに、我が国における自動車の情報セキュリティ推進に向けた課題を以下の3項目にまとめました。

1. 自動車の製品ライフサイクル全体を通して自動車関連業界が取り組むべき情報セキュリティ対策
2. 自動車利用者を含めた情報セキュリティ意識の向上と脅威の認識
3. 整備・車検等の制度を利用した、定期的な情報セキュリティ対策推進の体制づくり

 今後、IPAとしては、これら課題の解決に向け、自動車関連業界の企業・組織と連携して取り組んでいく必要があると考えています。
 また、IPAでは、本報告書が自動車の情報セキュリティの普及に寄与し、情報セキュリティの脅威が減少することを期待するとともに、今後も自動車等の組込みシステムのセキュリティに関して、関係団体等と協力の下、利用者やメーカーの情報セキュリティ意識向上に向けた活動を継続していきます。

 「国内外の自動車の情報セキュリティ動向と意識向上策に関する調査報告書」は、以下のURLをご覧下さい。

参考:目次

1. 国内外の自動車の情報セキュリティの動向
2. 日本国内における関連制度の現状
3. 他分野での情報セキュリティ対策の動向
4. 自動車業界への情報セキュリティの啓発に向けて
5. 自動車の情報セキュリティの推進に向けて
6. 参考資料

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