最終更新日 2008年3月14日
独立行政法人 情報処理推進機構
セキュリティセンター
独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:藤原武平太)は、組込みシステムの情報セキュリティ対策を推進するため、3分野(情報家電、カーナビ、携帯電話)の組込みシステムの連携時におけるセキュリティ課題の調査を行い、「複数の組込み機器の組み合わせに関するセキュリティ調査報告書」として2008年1月29日(火)より、IPAのウェブサイトで公開しました。
「複数の組込み機器の組み合わせに関するセキュリティ調査研究」では、今後利用が拡大すると予測される、複数の組込み機器が組み合わさって利用される環境でのセキュリティ課題の調査を行いました。調査対象として「情報家電」「カーナビ」「携帯電話」を取り上げ、これらの組込み機器がネットワーク等を利用して組み合わせて使われる事を想定しています。今回の調査では、様々な利用シナリオやそこに発生する脅威を洗い出し、組込み機器の連携上の注意すべき5つのポイントについてまとめました。
以下に挙げる4つの脅威のそれぞれに対して、対象機器の例や保護すべき対象情報の例、発生し得る脅威、基本的な対策の例に関して調査を行い、検討結果をまとめました。ここでの脅威の定義は「経済的に被害を受けること」「利用者が身体的被害を受けること」「利用者のプライバシーが侵害されること」としています。
「利用シナリオ」や「発生し得る脅威」は、実際に開発・提供されている機器やサービスを基に有識者による研究会(「複数の組込み機器の組み合わせに関するセキュリティ調査研究委員会」、委員長:松本勉 国立大学法人横浜国立大学大学院教授)で検討を行い、その内容を、図を交えて分かりやすく解説しています。
今回の調査では、それぞれの利用シナリオにおいて発生した脅威を整理し、5つのポイントにまとめました。研究会での検討の結果、開発社側で実施可能な対策だけでは不十分であり、利用者に適切な利用を促すことが、より安全な組込み機器の利用につながることが明らかになりました。このため、注意すべき5つのポイントに関して、「開発者側が考慮すべき事項」と「利用者側に注意を促すべき事項」の二つの視点から、考えられる対策例を整理しました。以下に5つのポイントと、その対策例を示します。
組込みシステムの高度化がもたらす利便性の裏に潜むセキュリティの脅威を、各分野のメーカや業界団体等とも協調しつつ継続的に把握していくと共に、組込みシステム利用者に安全な利用を促す必要があります。本報告書が、安心・安全な組込みシステムの開発に寄与し、セキュリティ脅威が減少することとなれば幸いです。
この調査には次の方々にもご協力いただきました。
表紙・委員会名簿・目次
第一章:背景及び目的
第二章:調査方法
第三章:組込み機器の連携の現状と将来
第四章:連携する組込み機器とその脅威及び対策
第五章:組込み機器の連携上の注意すべきポイントと対策
第六章:研究委員会からの提言
第七章:最後に
第八章:参考文献
付録
(参考)
独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC) 小林/中野
TEL:03-5978-7527 FAX:03-5978-7518 E-mail:![]()
独立行政法人 情報処理推進機構 戦略企画部 広報グループ 横山/佐々木
Tel: 03-5978-7503 Fax:03-5978-7510 E-mail:![]()
| 2008年 3月14日 | 調査報告書・付録の誤字を訂正 |
|---|---|
| 2008年 1月29日 | 調査報告書・付録を掲載 |