3.2
無線系ブロードバンド回線
3.2.1 ホットスポットサービス(局地的無線サービス)

ホットスポット(局地的無線サービス)はホテルやコーヒーショップのような、人が集まる場所で無線LAN等のワイヤレス技術を利用しネットワーク接続を提供するサービスです。従来、 ホテルの部屋などでネットワーク接続をする際にはモデム等を使用して接続する必要がありましたが、このサービスを利用すればワイヤレスな状態でネットワークにアクセスすることが可能となります。ホットスポットを利用するには、@あらかじめ契約・登録しておく必要がある、Aその場で一時的利用権を得る、Bフリーに利用できる、の3つのタイプがあります。

 
ホットスポットの無線区間は、ESS-ID(Extended Service Set Identifier)という識別名とWEP(Wired Equivalent Privacy)キーという暗号鍵を設定することにより暗号化され、傍受される危険を減らすことができます。さらに、ホットスポットの利用者ごとに異なる暗号鍵(WEPキー)の利用が可能となり、利用者間での情報が保護(秘匿)されます。暗号化を行っていないホットスポットでは情報漏えいに注意が必要です。また、使用に先立って正規の利用者であることの認証も行われ、不正アクセスや不正利用が防止できます。これ以外にも高度な暗号化機能や認証機能等が利用できるホットスポットもあります。

これらによりセキュリティの確保・向上を行うために、これらに対応できるホットスポットを利用する必要があります。

 なお、ホットスポットを利用する際には「なりすましアクセスポイント」に注意が必要です。これは、ホットスポットの正規アクセスポイントになりすまして、端末から個人情報の不正引出や、ウィルスやワームの不正侵入などが行われる危険があります。このような偽りのアクセスポイントを利用しないように注意が必要です。
 

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3.2.2 ワイヤレス長距離無線LAN「WiMAX」


 

WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)は、光ファイバーやメタル回線の敷設やxDSL等の利用が困難な場所をワイヤレスで設置するための技術で、1台の基地局で10km〜数10kmという広範囲な領域を最大75Mbpsで通信可能としたものです 。
 
さらに、これを移動中にも利用できるように拡大したのが「モバイルWiMAX」で、時速120Kmの移動中も15Mbpsで通信可能としたものです。

 WiMAXはIEEE802.16aで、モバイルWiMAX はIEEE802.16eで規定されています。
 
これらはブロードバンド無線アクセス向けの規格です。いずれも、無線LAN(WiFi)よりもカバーエリアを広く使用でき、しかも高速化もできるということを狙っており、ブロードバンド有線アクセスであるADSL等に代わるものとして期待されています。
 

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