第1章リモートアクセスとは

第1章
リモートアクセスとは



 

リモートアクセスとは、離れた場所にある情報システムと手元にあるパソコンや携帯電話などの情報機器(以下クライアント機器と記す)、または個人の家にあるパソコンと手元にあるクライアント機器を通信回線(インターネットや携帯電話網など)を使ってネットワーク接続して、接続先の情報システムやパソコンあるいはそれらが持っている情報を遠隔地から利用することをいいます。

 リモートアクセスを利用する場面として、@、Aがありますが、この資料では、@についてのみ、その特徴と、セキュリティ対策について記述しています。

@ 遠隔地から職場(オフィス)の情報システム(以下オフィス情報システムと記す)に接続して、

・ オフィスの業務を継続して実施したい
・ 外出先(フィールド)での作業に必要な情報を取り出したい
・ 情報システムの管理・保守を実施したい
 
A 遠隔地から自宅や知人宅のパソコンに接続して、
・ 外出先で必要になった情報を確認したい
・ 自宅や知人宅のパソコンの管理・保守・支援を行いたい
・ パソコンを介して接続されている機器の操作や稼動状況の確認をしたい
 

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1.1
1.1 オフィス情報システム環境におけるリモートアクセス 環境

企業や団体などにおいては、次のような要望があります。

・様々な意思決定、企画、研究開発、ソフトウェア開発など、時間や場所に依存することの少ない仕事や、セールス活動や保守サービス活動などフィールド(オフィス外)での仕事において、帰宅後や移動中(モバイル)に、離れた場所(リモート)から企業や公共機関などのオフィス情報システムを利用したい
・ 在宅勤務やサテライトオフィス勤務を行う場合にも自宅やサテライトオフィスからオフィス情報システムにアクセスしたい
・ 外部の会場を借りて行われる各種イベントでも、同様の要望
・ ネットワーク管理者の場合には、オフィス内のサーバーやネットワークをリモートから緊急に管理したい

 このような場合に、許可されてオフィスの外(リモート)から企業や公共機関のオフィス情報システムやそのシステムが持っている情報にアクセスするための方式や必要なソフトウェア、ネットワークなどを総称して、オフィス情報システムにおけるリモートアクセス環境と定義します。
 ネットワークが高速化したことにより、リモートアクセスでも、オフィス内にいる時と同様な快適さで、情報システムを使用することができるようになってきました。
 また、携帯電話の高機能化や各種PDA(携帯情報機器)などアクセスする機器(アプライアンス)の選択範囲も増えてきました。
 
一方で、リモートアクセスの
利用は便利な反面、システム面のセキュリティ強化と利用する個人の特定や情報システムや情報にアクセスするためのルール(規定)作りなどセキュリティへの配慮が極めて重要になります。
 
セキュリティ対策をしたリモートアクセスにより、ユビキタス社会〜いつでもどこでも情報にアクセス可能な社会〜への第一歩が始まります。
 

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