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電子メールシステムを利用するための
運用上のセキュリティ対策


1 電子メールシステムとリスク

1.1 企業における現状と動向

電子メールとは、コンピュータの利用者同士でメッセージをやり取りする手段のひとつである。電子メールは、メッセージだけではなく、ドキュメントや画像ファイルなども添付し送付できることから、現在では情報交換のためのツールとして企業の業務に不可欠な存在となっている。企業内における電子メールの普及率は9割を超えると言われるが、企業間における情報のやりとりにおいても電子メールは多用されている(図表1)。

図表1 BtoB等における電子化/ネットワーク化の実施状況(平成15年度)

図表1 BtoB等における電子化/ネットワーク化の実施状況(平成15年度)
(出所)経済産業省「平成16年情報処理実態調査」(経済産業省、平成17年12月)をもとに作成

メール交換が日常化することで、機密性の高い情報が社外へ流出するリスクが高まっていることや、一部に公私混同が見られるようになり、生産性ダウンや通信コスト高を招いている。電子メールがビジネスツールとして当たり前のように利用されるようになって久しいが、その使い方を誤るとビジネスに甚大な影響が及ぶことは言うまでもない。

  また、近年において電子メールに関する社会的な問題となっているのが「迷惑メール」である(概要とリスクについては後述)。

  企業にとって、電子メールの利用はビジネス上のコミュニケーションにおける生命線と言っても過言ではない。そのため、電子メールシステムの可用性の維持は重要な課題である。また、攻撃者によりメールサーバーが不正に利用されることによって、迷惑メール送信に利用されることや、顧客や取引先に対し損害を与えることがあってはならない。たとえば、迷惑メールを送られた受信者から見ると、送信に加担した加害者と捉えられるであろう。したがって、メールサーバーをはじめとする電子メールシステムに対する万全なセキュリティ対策が必要である。




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