2.1.3 アカウントのセキュリティ設定

(1) Guest アカウントの無効化

「Guest」アカウントは、デフォルトで無効化されています。念のため下記の手順で確認してください。

  1. 「管理ツール」の「コンピュータの管理」を開きます。
  2. 「Users」から「Guest」をダブルクリックします。

なお、この時点で下図のように、「Guest」のアイコンに×マークがついている場合は、既に無効化されていますので、画面を閉じて作業を終了してください。

  1. 「Guest」をダブルクリックすると、下図のような「Guestのプロパティ」画面が表示されます。この画面にて、[アカウント]タブをクリックし、[アカウント オプション]から、「アカウントは無効」に項目にチェックマークを付けます。

(2) アカウント名の変更

Windows2000をインストールするときに、デフォルトとして「Administrator」や「Guest」というユーザ名のアカウントなどが、自動的に登録されます。
攻撃者が、「Administrator」という名のユーザアカウントを使用した不正アクセスを試みた場合、コンピュータを守っているのはパスワードのみになってしまいます。

そこで、まずWindows2000において既知のアカウントである [Administrator]と[Guest]のアカウント名を変更することをおすすめします。特に「Administrator」のアカウント名を、管理者権限と関連のない名前に変更することは、不正アクセス対策として有効です。

以下は、「Administrator」のアカウント名を変更する場合の手順です。

  1. Windowsのスタートメニューから、[スタート]-[プログラム]-[管理ツール]-[ローカル セキュリティ ポリシー]を選択します。
  2. 画面から、「セキュリティ オプション」を選択し、その中の「Administrator アカウント名の変更」をダブルクリックします。

  1. 「ローカルセキュリティポリシー」-「Administratorアカウント名の変更」画面から、[ローカルポリシーの設定]に、変更後のアカウント名を入力します。

  1. 「OK」ボタンをクリックして、画面を閉じます。

以上で、アカウント名の変更は終わりです。「Guest」についても、「Guestアカウント名の変更」という項目がありますので、同様に変更を行ってください。
注意事項として、「Administrator」のアカウント名を変更するとき、管理者であることが推測されにくいアカウント名に変更してください。
「root」「admin」やマシン名、ドメイン名をアカウント名にすると、それを推測されやすく大変危険です。

(3) 必要なときだけ管理者権限を使用する

常に管理権限で作業を行っていると、トロイの木馬やウィルスなどの不正なプログラム実行したとき、その被害がシステム全体に及ぶ危険性があります。よって、通常のコンピュータへのログオンは、コンピュータへのローカル接続を許可した「Users」グループのアカウントで行い、必要な場合だけ、管理者権限でプログラムを実行することをお勧めします。
下記に、「Users」グループのユーザアカウントで、ローカルログオンしたあと、管理ツールの「コンピュータの管理」を、管理者権限で実行する手順を例に説明いたします。

  1. 通常どおり、[スタート]-[プログラム]-[管理ツール]と選択します。
  2. 「Shift」キーをクリックしながら、[コンピュータの管理]を、マウスの右ボタンで選択します。
  3. 表示されたコンテキストメニューから、[別のユーザとして実行]を選択します。

  1. 管理権限のユーザ情報を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

以上で、指定したユーザとして「コンピュータの管理」が実行されます。他のプログラムの場合も、同様の手順で実行します。

また、コマンドプロンプトで一時的に管理者権限を利用したいときは、runasコマンドが使用できます。
runasコマンドも、指定したユーザ名でプログラムを実行することができます。

(4) 新規ユーザの追加

前節にて、コンピュータへのローカルログオンは「Users」 グループのアカウントを使用し、必要な場合だけ管理者権限で実行する、という方法を解説しました。

ここではこれをふまえ、ユーザの追加方法を説明します。

  1. [スタート]-[プログラム]-[管理ツール]で、[コンピュータの管理]を選択します。
  2. 表示された画面から「システムツール」-「ローカルユーザーとグループ」-「ユーザ」を、マウスの右ボタンで選択し、表示されたコンテキストメニューから、[新しいユーザ]を選択します。

  1. ユーザを作成するための、新規オブジェクト画面が表示されます。
    必要なユーザ情報を入力し「作成」ボタンを選択します。

以上で、新規ユーザの登録が完了しました。


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