2.2.4 パスワードのセキュリティ設定
(1) 設定の内容
パスワード自体に制限を設けることで、セキュリティをより強固なものにします。
本書では、次の7つの項目を設定します。
- パスワードの長さの制限
- パスワードの有効期間
- パスワードの履歴を記録する
- パスワードは要求する複雑さを満たす
- アカウントロックアウトのしきい値
- ロックアカウントのリセット
- ロックアカウントの期間
それぞれの設定は、Windowsのスタートメニュから、
[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]で、表示された画面の「管理ツール」
をダブルクリックします。そして、「ローカル セキュリティ ポリシー」
のアイコンをダブルクリックします。すると、「ローカル セキュリティ設定」
画面が表示されます。この画面の、「アカウント ポリシー」の設定に、
上記の項目が含まれています。
ただし、ドメインコントローラを使用する場合、ここで設定する
ローカルポリシーより「ドメインコントローラ セキュリティ ポリシー」が優先されます。
操作はローカルセキュリティポリシーの設定と同様で、Windowsのスタートメニュから、
[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]で、表示された画面の「管理ツール」
をダブルクリックします。そして、「ドメインコントローラ セキュリティポリシー」
のアイコンをダブルクリックします。
(2) パスワードの長さの制限
パスワードの長さを設定することで、ユーザの設定したパスワードが、
短くて簡単なものになることを防ぐことができます。特にデフォルトでは、
パスワードの指定を「なし」とすることが可能なため、
この項目の設定は必須です。
- ローカル セキュリティ設定画面から、「アカウントポリシー」を選択し、
その中の「パスワードのポリシー」を選択します。
- パスワードのポリシーの中にある、
「パスワードの長さ」をダブルクリックします。
- 「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」画面が表示されます。
- ローカルポリシーの設定欄で、制限文字数を指定します。
文字数が多くなればなるほど、セキュリティが厳しくなります。
反対に、長すぎると利用者がパスワードを忘れる可能性があり、
逆効果となるかもしれません。
0を指定すると、パスワードなしを許可することになり非常に危険です。
- 指定したら、OKボタンを押下し、「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」
画面を閉じます。
- 設定を反映するために、「ローカル セキュリティ設定」画面を閉じます。
(3) パスワードの有効期間
パスワードの有効期間を指定することで、利用者に対して、
定期的なパスワードの変更を実施させることができます。
新しいパスワードを常に使うことによって、
パスワード推定による不正アクセスを未然に防ぐことができます。
ただし、この機能は「パスワードの履歴を記録する」
と併用することが必須といえます。
- ローカル セキュリティ設定画面から、「アカウントポリシー」を選択し、
その中の「パスワードのポリシー」を選択します。
- パスワードのポリシーの中にある、「パスワードの有効期間」
をダブルクリックします。
- 「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」画面が表示されます。
- ローカルポリシーの設定欄で、有効期限を指定します。
有効期間が短すぎると、利用者がパスワードを忘れる可能性があり、
逆効果となるかもしれません。
また、0を指定すると、パスワードを無期限にすることになり非常に危険です。
- 指定したら、OKボタンを押下し、「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」
画面を閉じます。
- 設定を反映するために、「ローカル セキュリティ設定」画面を閉じます。
なお、「ドメイン コントローラ セキュリティ ポリシー
(非ドメインコントローラはローカルセキュリティポリシー)」にて、
パスワードの期限が切れる前に、
その変更を促すメッセージを表示することができます。
「セキュリティ オプション」にある、
「パスワードが無効になる前にユーザに変更を促す」で設定します。
(4) パスワードの履歴を記録する
パスワードの履歴を記録し、同じパスワードを何度も使用することによって、
結果的に古いパスワードのままになる問題を、回避することができます。
ただし、この機能は「パスワードの有効期間」と併用することが必須といえます。
- ローカル セキュリティ設定画面から、「アカウントポリシー」を選択し、
その中の「パスワードのポリシー」を選択します。
- パスワードのポリシーの中にある、
「パスワードの履歴を記録する」をダブルクリックします。
- 「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」画面が表示されます。
- ローカルポリシーの設定欄で、履歴をとるパスワード数を指定します。
有効期間が短すぎると、利用者がパスワードを忘れる可能性があり、
逆効果となるかもしれません。
また、0を指定すると、パスワードを無期限にすることになり非常に危険です。
- 指定したら、OKボタンを押下し、「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」
画面を閉じます。
- 設定を反映するために、「ローカル セキュリティ設定」画面を閉じます。
(5) パスワードは要求した複雑さを満たす
この機能によって、ユーザが設定すパスワードが、
簡単で推測されやすくなる問題を回避できます。
有効にすると、パスワード文字列中に、数字・大文字・小文字が、
それぞれ1字以上含まれることが必要になります。
- ローカル セキュリティ設定画面から、「アカウントポリシー」を選択し、
その中の「パスワードのポリシー」を選択します。
- パスワードのポリシーの中にある、「パスワードは要求した複雑さを満たす」
をダブルクリックします。
- 「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」画面が表示されます。
- ローカルポリシーの設定欄で、有効を選択します。
- 指定したら、OKボタンを押下し、「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」
画面を閉じます。
- 設定を反映するために、「ローカル セキュリティ設定」画面を閉じます。
(6) アカウントロックアウトのしきい値
この機能によって、何度もパスワードを入れてパスワードを推測し、
不法アクセスが行われることを防ぐことができます。ここで指定する値は、
ログオンに失敗できる回数です。「ロックアカウントのリセット」
と併用することが望まれます。
- ローカル セキュリティ設定画面から、「アカウント ポリシー」を選択し、
その中の「アカウント ロックアウトのポリシー」を選択します。
- アカウント ロックアウトのポリシーの中にある、
「アカウントのロックアウトのしきい値」をダブルクリックします。
- 「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」画面が表示されます。
- ローカルポリシーの設定欄で、アカウントのロックアウト回数を指定します。
回数が多すぎると、逆効果となるかもしれません。
また、0を指定すると、ロックアウトをしない設定になり非常に危険です。
- 指定したら、OKボタンを押下し、「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」
画面を閉じます。
- 設定を反映するために、「ローカル セキュリティ設定」画面を閉じます。
(7) ロックアカウントのリセット
- ローカル セキュリティ設定画面から、「アカウント ポリシー」を選択し、
その中の「アカウント ロックアウトのポリシー」を選択します。
- アカウント ロックアウトのポリシーの中にある、「ロックアウトのリセット」
をダブルクリックします。
- 「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」画面が表示されます。
- ローカルポリシーの設定欄で、
ロックアウトのカウントリセット時間を指定します。
- 指定したら、OKボタンを押下し、「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」
画面を閉じます。
- 設定を反映するために、「ローカル セキュリティ設定」画面を閉じます。
(8) ロックアカウントの期間
この機能は、実際にロックアウトを行う期間を指定します。
- ローカル セキュリティ設定画面から、「アカウント ポリシー」を選択し、
その中の「アカウント ロックアウトのポリシー」を選択します。
- アカウント ロックアウトのポリシーの中にある、「ロックアカウントの期間」
をダブルクリックします。
- 「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」画面が表示されます。
- ローカルポリシーの設定欄で、ロックアカウントの期間を指定します。
- 指定したら、OKボタンを押下し、「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」
画面を閉じます。
- 設定を反映するために、「ローカル セキュリティ設定」画面を閉じます。
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