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スマートカードの特長である
インテリジェント性,高セキュリティ,大記憶容量,
多機能性,携帯性などに基づき,
その主な機能として
- 認証・識別機能(個人およびカード)
- 暗号化機能
- データキャリア機能
- オフライン機能
を挙げることができる.
高度情報化社会の成長に伴いスマートカードの役割も
様々な場面で広がりを見せつつあり,その応用分野は,
金融,流通・サービス,交通・運輸,情報・通信,
健康・医療,教育・企業,行政など多岐にわたる.
分野毎に必要とされるスマートカードの機能について,
主な特徴をまとめると表II.2のようになる.
表 II.2:
スマートカードの応用分野と機能
| 応用分野 |
用途 |
主に必要とされる機能 |
| 金融・決済 |
| キャッシュカード,クレジットカード |
| 電子マネー,ホームバンキング |
|
|
| 流通・サービス |
|
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| 交通・運輸 |
|
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| 情報・通信 |
| テレホンカード,移動体通信 |
| 有料放送受信料,PCネットワーク |
|
|
| 健康・医療 |
|
|
| 教育・企業 |
|
|
| レジャー |
|
|
| 行政 |
| 健康保険証,運転免許証 |
| 住民基本台帳,パスポー
ト |
|
|
まず認証機能および暗号化機能が最も強く求められる分野が
キャッシュカードや電子マネーの金融・決済分野である.
認証機能にはカード認証と個人認証の2種類があるが,
カード認証をメインとするものとしては
流通・サービス分野のポイントカード,
交通・運輸分野の定期券や有料道路通行カードなどを挙げることができる.
さらに個人認証も必要となる分野はID分野とも呼ぶことができ,
教育・企業での身分証明証,行政分野の運転免許証がある.
データキャリア機能およびオフライン機能はほとんど全ての分野に関係し,
例えばデータキャリア機能が重要な役割を果たす用途として
医療カードや健康保険証がある.
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