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I.1 背景

1974年にフランスのロラン・モレロ氏により世界で初めてスマートカードが提案されて以来, スマートカードは情報化社会に不可欠な存在になりつつある. 例えば,鉄道の改札を通過する際やビルへ入る際にはスマートカードは身分証明書として 利用することができ,電子商取引においては貨幣価値やポイントを保持するための 財布として利用することができる. さらに,これら複数の異なった機能を一枚のカードで提供することができる. 従来より広く用いられている磁気カードと比べスマートカードには 以下のような利点がある.

これらはいずれもスマートカード内にCPUが存在することに起因する. そのため,使い勝手や内部情報を読み出す困難性(耐タンパー性)は 磁気カードに対して格段に向上している.