海外のウイルス対策技術情報

 コンピュータウイルスは、ほとんどのものが海外からの流入により、国内感染に至っています。
 ウイルス対策国際会議への参加や海外研究機関との交流を通して、ウイルスの最新情報の入手、ウイルス研究者との情報交換から、国内におけるウイルス対策の検討材料とします。
 ウイルス対策の主要な国際会議である "EICAR 99" 及び "Virus Bulletin 98" についてまとめます。

1.EICAR99 Conference

EICAR は European Institute for Computer Anti-Virus Research の略ですが、ヨーロッパ だけでなく世界各地から参加されています。
コンピュータ ウイルスのセッションと Internet 及び E-Commerce セキュリティのセッションの二つに分かれています。
今回の会議では、狭義のウイルスに限定されない Malware(ウイルス、ワーム、トロイの木馬、Java・Active-X などの悪意あるプログラムの総称)への総括的な対応を EICAR として研究していくことが明確になりました。
EICAR99 Conferenceでの発表論文から、ウイルス対策に参考となる下記4論文を、EICAR の許可のもとに翻訳、掲載します。

論文集

2.Virus Bulletin 98 Conference

全世界のウイルス対策研究者が集まるカンファレンスです。
Corporate stream と Technical stream の平行開催で、合計27セッションが開かれました。
講演者は、半数がアンチ ウイルス メーカから、あとは大学、大規模ユーザ、コンサルティング会社からです。
内容は、32ビットプログラム(PE)対応の新種ウイルスについて、マクロウイルスとWord、Excelのバージョンの関係、マクロウイルスへの新たな対応、ユーザ側でのアンチウイルス ソフトの選択方法・検討項目など多岐に渡っています。