パスワードの設定

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POINT1

Windows NTのデフォルトでは、パスワードのポリシーが厳しく設定されていません。このため管理者や一般ユーザーが簡単なパスワードを設定したり、パスワードをまったく設定しないということが可能になっています。これにより不正侵入者にパスワードを推測されたり、容易な侵入を許す危険性があります。
パスワードが適切に設定されている場合でも、侵入者は適当なパスワードを繰り返し入力することでパスワードを推測するか、ネットワーク上を流れるパケットを収集しそこからパスワードを解析するような攻撃を行う可能性がありますが、これらのアタックへの対策は「アカウントロックアウトの設定」ならびに「下位LM互換の制限」を行うことで可能です。
次のいずれかの方法により、パスワード設定に関連した機能を有効にすることができます。

標準機能

「ドメインユーザーマネージャー」を起動後、「原則」から「アカウント」を選択し、「アカウントの原則」ダイアログで以下を設定します。

 b4.jpg (2057 バイト) パスワードの一意性

 b4.jpg (2057 バイト) パスワードの長さ

 b4.jpg (2057 バイト) パスワードの変更禁止期間

 b4.jpg (2057 バイト) パスワードの有効期間

 b4.jpg (2057 バイト) パスワード変更にはログオンが必要

SCM

「アカウントポリシー」の中の「パスワードポリシー」で以下を設定します。

 b4.jpg (2057 バイト) パスワードの一意性を保つために記録する

 b4.jpg (2057 バイト) パスワードの長さ

 b4.jpg (2057 バイト) パスワードの変更禁止期間

 b4.jpg (2057 バイト) パスワードの有効期間

 b4.jpg (2057 バイト) ユーザーがパスワードを変更するにはログオンが必要

POINT2

サービスパック 2 以降では、より強力なパスワードを強制することができるフィルタが付属しています。このフィルタ(passfilt.dll)を使うことでユーザーに6文字以上の文字列で、小文字、大文字のアルファベット、記号、数字の4つのクラスの中から最低3つのクラスをパスワードに含めることを強制することができます。(このフィルタはユーザーがパスワード変更を行う際に有効になります。管理者がドメインユーザーマネージャ等から直接パスワードの設定を行う場合にフィルタは有効になりません)

パスワードフィルタの設定は、次のいずれかの方法で行なうことができます。

レジストリ*レジストリを編集する前には、必ずバックアップを行ってください。

「レジストリエディタ」を起動し、次のレジストリキー値を作成または設定した後、リブートします。

Key HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa
Name Notification Packages
Type REG_MULTI_SZ
Value PASSFILT

パスワードフィルタを有効にする場合は、値に「PASSFILT」を設定します。「Notification Packages」に「FPNWCLNT」など他の値がすでに設定されている場合には、リストに「PASSFILT」の値を追加します。この設定は全てのドメインコントローラで行われる必要があります。

SCM

「アカウントポリシー」の中の「パスワードポリシー」で以下を「有効」にします。

 b4.jpg (2057 バイト) パスワードはインストールされているパスワードのフィルタが要求する複雑さを満たす

point3.jpg (6203 バイト)

SCM からこの設定を「有効」にしただけでは、レジストリで「PASSFILT」を設定した場合と同等の効果は得られません。
「パスワードはインストールされているパスワードのフィルタが要求する複雑さを満たす」を「有効」にした場合パスワードの設定や変更時に大文字と小文字の混在、もしくは数字や特殊文字を含むパスワードを設定しなければならないようになります。SCM の設定だけでは、「PASSFILT」を有効にした場合と異なりパスワードに 6 文字以上の文字列は要求されません。

ユーザーのパスワード変更の際に「PASSFILT」の効果を得たい場合には、レジストリ設定が別途必要になります。

SCM とレジストリの両方で設定がなされている場合には、パスワード設定の際には「パスワードはインストールされているパスワードのフィルタが要求する複雑さを満たす」の効果が、パスワードの変更の際には「PASSFILT」の効果を得ることができます。

 


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