2000年一年間のコンピュータ不正アクセス被害届出件数は143件であった。
以下に、種々の切り口で分類した結果を示す。
各々の件数には未遂(実際の被害はなかったもの)も含まれる。 また、1件の届出にて複数の分類に該当するものがあるため、総計件数は必ずしも一致しない。
意図的に行う攻撃行為による分類である。重複があるため、届出件数とは異なり総計は147件となる。 (参考グラフ)
侵入行為に係わる攻撃等の届出は67件あった。
過負荷を与えたり例外処理を利用したサービスを不可もしくは低下させる攻撃である。6件の届出があった。
- DoS攻撃:6件
- そのうちsmurf攻撃であると思われるもの:3件
その他には、ソーシャルエンジニアリングや、サービスの外部からの利用が含まれる。 74件の届出があった。
2000年の被害で特徴的な攻撃(嫌がらせであると思われる)のは、メールアドレス詐称である。 春頃から蔓延している模様で、26件の届出があった。 メール中継に利用されたケースの中にも、当該メールがアドレス詐称のものであると思われるものが多くなっている。
- その他:75件
- メール中継に関するもの:41件
そのうちメール中継に実際に利用されたもの:40件\- オープンプロキシの利用:2件
- メールアドレス(ドメイン)の詐称:26件
- その他:5件
被害内容による分類である。基本的には、実際に届出に記載された技術用語を踏襲する。
機器に対する実被害があった届出件数は93件である。 (参考グラフ)
- メール中継に利用された:44件
これらのうち
メール中継・アドレス詐称メール送付に伴う二次的被害
- 侵入行為によりシステムを改ざん等されて利用されたもの:4件
- サーバダウン:6件
- サービス低下:11件
- 侵入された:42件
侵入に伴う被害(1件の侵入で複数被害のあるものを含む)
- ファイル等の改ざん、破壊等:26件
- Webファイルの改竄・破壊行為:16件
- プログラムの作成(インストール)、システムファイルの改ざん、トロイの木馬などの埋め込み等:19件
- 不正アカウントの作成(追加):13件
- 踏み台にして他のサイトにアクセス:9件
- メール中継・送信に利用された:5件
- サービス妨害攻撃によるサーバダウン、サービス低下:9件
- その他、機器への実際の被害はなかったもの:53件
2の被害原因分類にもあるように、基本的な(既知の)対策をとっていなかったために被害にあってしまったものが多くなっている。
下記ページなどを参照し、今一度状況確認・対処されたい。
- 「セキュリティ対策セルフチェックシート」
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/checksheet.html- 「コンピュータ不正アクセス被害防止対策集」
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/cm01.html
ウイルス対策を含むセキュリティ関係の情報・対策などについては、下記ページを参照のこと。- 「IPAセキュリティセンタートップページ」
http://www.ipa.go.jp/security/index.html
以 上
●お問い合わせ先 isec-info@ipa.go.jp●IPAセキュリティセンターのトップページへ
●不正アクセス対策室のトップページへ
●不正アクセス被害の届出状況について(プレス一覧)のページへCopyright © 2001 Information-technology Promotion Agency,Japan
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