情報処理振興事業協会(略称IPA、村岡茂生理事長)は、コンピュータ不正アクセス被害の届出状況をまとめた。
2000年の11月のコンピュータ不正アクセス被害届出は14件。
内訳は脆弱性探索を含む侵入に係わるものが7件、DoS攻撃と思われるアクセスが1件、spamメール中継が5件、メールアドレス詐称が1件であった。
○危険な共有許可:常時接続は要注意CATV網等のいわゆる常時接続でインターネットを利用していていつのまにかウイルスに感染していた、見知らぬファイルができている、覗かれているようだといった相談が寄せられている。
○発生する被害:書き込み許可なら何でもあり
その被害要因として「共有する」設定が要注意である。Windowsパソコンの設定において「共有する」とは、自分のパソコンのファイル(ディスク)を、ネットワークに繋がっている他の人に使ってもかまわないと開放することを意味している。共有を許可した状態でインターネットにつなぐと、見知らぬ誰かにディスクの内容を盗み見られたり、ファイルを改ざんや破壊されたり、ウイルスを仕込まれたりする危険性がある。
○確認方法:手のマークは共有の印、御用心
あなたのWindowsパソコンは、「マイコンピュータ」や「エクスプローラ」でディスクを表示したとき、図(a)のようになっているだろうか? もしも図(b)のように、手のマークがついていたら、御用心!あなたのディスクは、「共有する」が設定されている。 図(c)のように、フォルダに手のマークがついている場合も同様だ。 これは、ネットワークからディスクの中身を見たり書き込みをしたりができることを示している。 特に、CATV網等でいわゆる常時接続を行っているパソコンが非常に危険だ。
(図はいずれもWindows98での場合であり、OSによっては表示画面などが異なる。)
ちょっと確認、あなたのパソコンのディスク、手のマークがついていませんか?
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図(a):共有なしの状態![]()
図(b):共有可能なディスク![]()
図(c):共有可能なフォルダ○対策:共有をこうやってはずそう
対策としてはとにかく共有をはずすことが第一である。 当該ディスクのアイコンの上で右クリック→「共有」もしくは、「プロパティ」→「共有」タグ選択で、「共有しない」を選択し、共有の設定を解除しよう(図(d))。 もっと根本的には、「コントロールパネル」→「ネットワーク」→「ネットワークの設定」→「ファイルとプリンタの共有」で「ファイルを共有できるようにする」マークをはずすことで共有ができなくなる(図(e))。
(図はいずれもWindows98での場合であり、OSによっては表示画面などが異なる。)
もし手のマークがついていたら、今すぐ、「共有しない」に変更を
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図(d):プロパティで共有をオフ![]()
図(e):パソコンまとめて共有をオフ
個人ユーザの被害に関する対策や関連情報については
- 「個人ユーザのWebサーフィン、メール利用などに係わる脅威(危険性)に対する対策」
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/cm01.html#user
を参照のこと。組織のネットワークにおける対策や関連情報については、- 「コンピュータ不正アクセス被害防止対策集」
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/cm01.html
の各項を参照されたい。
問合せ先:IPAセキュリティセンター不正アクセス対策室