最終更新日: 2002年 9月 17日
※追記すべき情報がある場合には、その都度このページを更新する予定です。
下記脆弱性(CAN-2002-0656)を攻撃するワーム出現の情報を確認しております。
9/17 15:00現在このワームに関する被害届出は1件です。
今後この脆弱性を抱えたWebサーバへの被害が拡大する恐れもあることから注意が必要です。
関連情報
OpenSSL に複数の脆弱性
概要
オープンソースの SSL 実装として広く使われている OpenSSL に、リモートから攻略可能なバッファオーバーフローの脆弱性及び ASN.1 のエンコードの処理における問題が発見されています。 これらの脆弱性を攻略することにより、攻撃者は、標的システム上で任意のコードを実行したり、サービス妨害攻撃(DoS 攻撃)を行うことができます。
影響範囲
OpenSSL 0.9.6d 以前 (含む)
OpenSSL 0.9.7-beta2 以前 (含む)
SSLeay Library などコードを流用または共用しているシステム
SSL 通信をサポートするセキュアな Web サイトでは、Apache Web サーバーとの組合わせで 広く使われています。また、そのようなサイトは重要なデータを扱っていることからリスクレベルは高いと考えられます。
脆弱性の概要
- OpenSSL サーバー側における SSLv2 ハンドシェーク中のバッファオーバーフロー
- サーバー認証を行う SSLv2 で暗号/署名アルゴリズム、鍵交換、証明書認証等のハンドシェイク処理において、クライアントから送る鍵を細工することにより、OpenSSL サーバーが 、バッファオーバーフローする可能性がある。
CVE番号: CAN-2002-0656
- OpenSSL クライアント側における SSLv3 ハンドシェーク中のバッファオーバーフロー
- 相互認証を行う SSLv3 で 暗号/署名アルゴリズム、鍵交換、証明書認証 などのハンドシェイク処理において、サーバーから送るセッションIDを細工することにより、OpenSSL クライアントが、バッファオーバーフローを引き起こす可能性がある。
CVE番号: CAN-2002-0656
- Kerberos が有効な OpenSSL サーバー側における SSLv3 ハンドシェーク中のバッファオーバーフロー
- 相互認証を行う SSLv3 で 暗号/署名アルゴリズム、鍵交換、証明書認証 などのハンドシェイク処理において、クライアントから送る鍵を細工することにより、OpenSSL サーバーが、バッファオーバーフローを引き起こす可能性がある。
CVE番号: CAN-2002-0657
- 整数値の ASCII 文字列を格納する複数のバッファでオーバーフロー
- 64 ビットプラットフォームの場合、整数値の ASCII 表記文字列を格納するのに十分な大きさを持っていないバッファが複数存在する。
CVE番号: CAN-2002-0655
- ASN.1 の処理において不正にエンコードされた証明書を不適切に処理してしまう
- OpenSSL で使われている ASN.1 ライブラリには様々なエンコード処理のバグがあり、不正にエンコードされた証明書を不適切に処理してしまう。この脆弱性を 攻略すると、リモートからのサービス妨害攻撃を受ける可能性がある。
CVE番号: CAN-2002-0659
影響の程度
リモートの侵入者によって脆弱性を攻略されることにより、悪意あるコードを実行され、不正アクセスされる可能性があります。また、サービスを妨害される可能性があります。
参考資料の "OpenSSL Security Advisory [30 July 2002]" にあるように、32 ピットプラットフォーム上で OpenSSL 0.9.6d を使っているサーバーの場合 、SSLv2 ハンドシェークを禁止すれば 4 つの脆弱性の影響は受けませんが、5 つ目の ASN.1 の脆弱性によってサービス妨害攻撃を受ける可能性はあります。
対策
最新版にアップグレードするか、パッチを適用します。ベンダー提供のバイナリーを使用している場合には各ベンダー情報を参照する。
- OpenSSL v0.9.6 系の最新版
- OpenSSL v0.9.6g (2002/8/9)
http://www.openssl.org/source/- OpenSSL v0.9.7 系の最新版
- OpenSSL v0.9.7-beta3 (2002/7/30)
http://www.openssl.org/source/- OpenSSL v0.9.6d 用のパッチ
- http://www.openssl.org/news/patch_20020730_0_9_6d.txt
- OpenSSL v0.9.7-beta2 用のパッチ
- http://www.openssl.org/news/patch_20020730_0_9_7.txt
ベンダー情報
- Apple
- Security Update 2002-08-02 に関する情報とソフトウェアのダウンロード
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=120139- Debian GNU/Linux
- DSA-136-1 openssl -- multiple remote exploits
http://www.debian.org/security/2002/dsa-136- FreeBSD
- SA-02:33 openssl contains multiple vulnerabilities
ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/CERT/advisories/FreeBSD-SA-02%3A33.openssl.asc- NetBSD Project
- SA2002-009 Multiple vulnerabilities in OpenSSL code
ftp://ftp.NetBSD.ORG/pub/NetBSD/security/advisories/NetBSD-SA2002-009.txt.asc- MIRACLE LINUX
- openssl セキュリティホール
http://www.miraclelinux.com/support/update/data/openssl.html- OpenBSD
- 013: SECURITY FIX: July 30, 2002
http://www.openbsd.org/errata.html#ssl- Oracle
- OpenSSLの複数のセキュリティの脆弱性
http://www.oracle.co.jp/news/security/index.html- Red Hat
- RHSA-2002:155-11 Updated openssl packages fix remote vulnerabilities
http://rhn.redhat.com/errata/RHSA-2002-155.html- SuSE Security Announcement
- SuSE-SA:2002:027
http://www.suse.com/de/security/2002_027_openssl.html- Turbolinux Japan Security Center
- openssl - buffer overflowによるローカルユーザー権限奪取
http://www.turbolinux.co.jp/security/openssl-0.9.6e-1.html- Vine Linux errata
- openssl にセキュリティホール
http://www.vinelinux.org/errata/25x/20020731.html
参考資料
OpenSSL Security Advisory [30 July 2002]
http://www.openssl.org/news/secadv_20020730.txtCERT Advisory CA-2002-23 Multiple Vulnerabilities In OpenSSL
http://www.cert.org/advisories/CA-2002-23.htmlVU#102795 - OpenSSL servers contain a buffer overflow during the SSLv2 handshake process
http://www.kb.cert.org/vuls/id/102795VU#258555 - OpenSSL clients contain a buffer overflow during the SSLv3 handshake process
http://www.kb.cert.org/vuls/id/258555VU#561275 - OpenSSL servers with Kerberos enabled contain a remotely exploitable buffer overflow vulnerability during the SSLv3 handshake process
http://www.kb.cert.org/vuls/id/561275VU#308891 - OpenSSL contains multiple buffer overflows in buffers that are used to hold ASCII representations of integers
http://www.kb.cert.org/vuls/id/308891VU#748355 - ASN.1 encoding errors exist in implementations of SSL, TLS, S/MIME, PKCS#7 routines
http://www.kb.cert.org/vuls/id/748355
2002年 9月17日 Slapper ワームとその関連情報を追加
2002年 8月14日 ベンダー情報追加、OpenSSL 最新版情報更新
2002年 8月12日 ベンダー情報追加
2002年 8月 6日 ベンダー情報追加
2002年 8月 1日 ベンダー情報追加
2002年 7月31日 掲載
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