9.9   トラブルシューティング

  9.9.1リモートログオン時の異常と確認内容

  リモートでログオンする際に、ログオンできないなどのトラブルに見舞われることがあります。社内であれば、SEなどに対処してもらうことも可能ですが、離れた場所で利用するリモートアクセスの場合は、できるだけ状況を正確に把握し運用管理者などに伝えなければなりません。リモートアクセスの場合は、通信機器異常などのハードウエア障害なども考えられるため、ユーザ自らトラブルの原因を調査することが求められます。
  トラブル時には混乱しがちで、単純なミスなどにも気付かないものです。慌てず、落ち着いて、順序立ててトラブルの原因を切り分けていくと良いでしょう。
  先ず、「何ができないのか?」を明確にします。
  次に、「何故できないのか?」を整理していきます。
  調査の手順はケーブルやパソコンなど物理的な側面から、ソフトウェアの設定などアプリケーションへと順番に視点を移しながら調べていくと効果的です。

ハードウエア(機械・部品)が悪いのか?
  通信機器に異常はないか
接続ケーブルなどに不具合がないか
コンピュータそのものに異常がないか

ネットワークが悪いのか?
  pingコマンドや、traceroute(tracert)コマンドを用いて、通信が可能なのかを確認します

利用方法に誤りはないのか?
  アドレスなどのコンフィグレーションは正しいか
利用手順は間違っていないか



  9.9.2 ネットワークログオンの異常と確認内容

  接続ができて、ネットワークにログオンできない場合は、ユーザ認証等のパスワードやユーザアカウントの入力ミスやパスワードやアカウントが更新されているケース、認証システムの不具合などが考えられます。もう一度、ユーザアカウントやパスワードを確認し正確に入力しましょう。それでもログオンできない場合は、運用管理者に状況を報告します。



  9.9.3利用サービスの異常と確認内容の設定

  ログオンできて、サービスが利用できない場合は、サーバー側のトラブルの可能性が高くなります。エラーメッセージなどを控えて運用管理者に連絡をしましょう。



  9.9.4 簡易なトラブルシューティングツールによる確認

図:9.9.4 簡易なトラブルシューティングツールによる確認
  TCP/IPネットワークを利用している場合には、ネットワークの正常確認をするためのツールがいくつか出ています。これらを利用すれば、接続できない状況を的確に把握することができます。代表的なものは、
  • ping:相手先への導通確認
  • ipconfig(winipcfg):TCP/IPコンフィグレーション確認
  • tracert:相手先端末までの経路情報確認
などです。



  9.9.5 運用管理者への連絡

  自分で一通り調べても問題が解決しない場合には、適切な方法で運用管理者に連絡します。リモートアクセスの場合は、運用管理者がその場にきて対処してくれるわけではありませんから、できるだけ状況を正確に伝えることが重要です。エラーコードなどが出力される場合は、そのコードも控えておきましょう。

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