9.3   利用ハード・ソフトウエアの管理

  ユーザは自ら使用するハードウエア・ソフトウェアの管理に責任を持たなければなりません。特にモバイル環境でリモートアクセスを利用する場合には、利用するハードウエアそのものを盗まれてしまう可能性すらあります。
  リモートアクセス時に利用しているマシンの管理が求められる理由は以下のとおりです。

利用マシンに保存されている情報の保護
  リモートアクセスによって得られたデータなどを利用マシン上に保存する場合、そのデータを保護し、外部に漏洩するようなことがないようにしなければなりません。
  利用マシン上にはむやみに重要なデータを保存しないようにし、保存する場合にも暗号化するなどして、万が一第三者の目にさらされても重要な情報が漏洩しないようにした方がよいでしょう。

なりすましによる不正侵入の防止
  利用するマシンは、社内ネットワークに入るためのパスポートであることを十分認識し管理しなければなりません。
  利用マシン上で、メールソフトや認証用ソフトなどで、毎回入力するのが面倒だからといって、パスワードを保存するべきではありません。また、パスワードを忘れないようにメモし、利用マシン上に保存しておくようなことはしてはいけません。
  メールソフトのパスワードが設定されていないため、システム管理者などから受け取ったリモートアクセスの利用手順やパスワードが第三者に知られてしまうようなことはあってはならないのです。(本来、システム管理者はこのような重要な情報をメールでユーザに通知すべきではありません)

  リモートアクセスで用いるマシンは第三者に触れさせることがないように注意して管理すべきであり、複数人で同じマシンを使いまわしたり、むやみに他人に貸したりすることの無いようにしなければなりません。
  同時に、盗難や勝手に使用されることで情報の漏洩や、自分になりすましてのリモートアクセスを許すことがないように十分に配慮すべきです。

盗難への対策
  ノートパソコンなどは持ち運びが容易であるため、盗難の危険性があります。最近のパソコンにはセキュリティ取付金具が付いていますので、セキュリティワイヤ(鍵のついたワイヤ)でパソコンを机上に固定し、盗難を防止することができます。

無断使用への対策
  マシンにログオンしたまま席を離れた際、誰かに不正に使用される可能性があります。この時、管理者権限でログオンしていたら、誰にでも管理者権限での操作を許してしまいます。スクリーンセーバでパスワードロック機能を有効にすることで離席中の無断使用を防止することができます。この時、ロックまでの待ち時間が長くなりすぎないように設定した方がよいでしょう。

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