4.2   FTP(File Transfer Protocol)

  4.2.1 FTPの動作概要

図:4.2.1 FTPの動作概要

  FTP(File Transfer Protocol:RFC959)は、ネットワークを介してファイル転送を行うプロトコルで、簡易型のTFTPというプロトコルもあります。
  FTPはTCP上で動作するため、信頼性の高いファイル転送が可能です。
  またFTPは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に比べて回線が混んでいても切れにくい、途中切断したことが分かるなどのメリットがあります。特にインターネットを介したデータのやり取りにおいて、ファイルやプログラムを遠隔地からアップロードしたいような場合には他のプロトコルに比べて優れた効果を発揮します。

FTPの動作原理
  FTPサーバーとFTPクライアントで構成され、2種類のTCPコネクションを生成、使用します。1つは、FTPは転送の制御情報をやり取りするための制御コネクションで、もう1つは、実際の転送データをやり取りするデータコネクションです。
  利用するポート番号は、制御コネクションでTCPの21番、データコネクションでTCPの20番を利用します。



  4.2.2データタイプ


FTPのデータ形式
  FTPで取り扱うことのできるデータは下図のように、ASCII、BINARY、EBCDIC、LOCALの4種類ですが、一般的に利用されるのは、ASCIIかBINARYのどちらかです。

ASCII テキスト形式。データ変換を伴う。
BINARY ファイル転送時にデータ変換なしに透過転送を行う。
EBCDIC IBMメインフレーム用文字コードによるテキスト形式。
LOCAL 論理バイトサイズを使用したデータ転送を行う。



  4.2.3 FTPの問題点

図:4.2.3 FTPの問題点

  通常のFTPサーバーは利用に際してユーザーアカウントとパスワードを要求します。
  ところがこのユーザーアカウントとパスワードは、普通のテキスト文でネットワーク上を流れるため、パケット盗聴によってユーザーアカウントとパスワードが盗まれる危険性があります。

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