2.7 ルーター |
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ルーターとは、ネットワークパケットをネットワーク層でルーティングするための装置です。データリンク層では隣接ノード間もしくは同一セグメント上でしかデータの伝達ができませんが、ルーターはデータリンク層でのデータ転送機能を組み合わせて、ネットワーク上のあらゆるノード間同士でのデータ転送を可能にします。
複数のネットワークを介在してデータの送受信を行う場合、データが通過する経路も当然のことながら複数存在することになります。データの送受信の効率・回線の使用効率を考えると、データが通過する経路は最短距離であることが望ましいわけですが、データが通過する経路を最短距離となる1つの経路に固定してしまうと、その経路に障害が起こった場合、データの送受信が行えなくなってしまいます。
また、その経路のトラフィック量が他の経路よりも多い場合、あるいは回線速度が異なる場合には、データの送受信の効率は、必ずしも最短距離が優れているとは限りません。このようにデータの送受信効率等を考慮し、最適なデータの通過経路を選択するルーターの機能を経路制御といいます。
リモートアクセスでルーターを使う場合、主としてダイヤルアップルーターとブロードバンドルーターが使用されます。
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ダイヤルアップルーター 通常ISDNでネットワークに接続する場合、TA(ターミナルアダプター)という機器を使うのが一般的です。パソコンが1台だけならTAを用いればよいのですが、サテライトオフィスのように複数のコンピュータがある環境から本社へリモートアクセスする場合、TAや回線をコンピューターごとに用意するわけには行きません。ダイヤルアップルーターは複数のコンピュータが一つの回線を利用してリモートアクセスすることを可能にします。
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ブロードバンドルーター ADSLやCATVを使ってコンピュータをネットワークに接続する際に使う機器です。
利用シーンはダイヤルアップルーターと同じですがネットワークを接続する回線が異なります。
いろいろなタイプのADSL対応ルーター、CATV対応ルーターがあり、これらを総称してブロードバンドルーターと呼んでいます。利用する通信サービスによって対応するルーターやモデムが異なるので、加入時にサービス会社に確認する必要があります。
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