2.4 ブロードバンド時代のアクセス回線2(無線) |
2.4.1高速PHS |
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PHSを利用したデータ通信では、PIAF(PHS Internet Access Forum)が定めたデジタルデータ通信規格を使って双方向32kbps(実効 29.2kbps)のデータ通信を実現しています。
また、マルチメディア対応などからより高速な通信速度が求められ、現在では64Kの通信速度を実現しています。
PHS64K通信が実用化されたことにより、移動体通信を使ってもISDN回線を使用したのと同じスピードでデータ通信が行なえることになり、より一層快適なモバイルコンピューティングが実現されます。
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2.4.2 IMT2000 |
2.4.2.1 IMT2000の概要 |
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IMT2000は次世代の携帯電話の規格です。IMT2000が実現された場合の移動体通信網の方向性として、世界統一仕様で標準化を図ることにより、世界共通端末を使いいつでも、どこでも通信できるターミナルモビリティとパーソナルモビリティの実現を目指しています。
IMT-2000の目標を整理すると、
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2.4.2.2 CDMA(符号分割多元接続)方式 |
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CDMA(符号分割多元接続)方式と従来型通信方式の違い
従来の通信方式では時間(TDMA:時分割多元接続)や周波数帯域(FDMA:周波数分割多元接続)を各ユーザーに割り当てることによって混信を避けていましたが、CDMAでは、各ユーザーにはコードを割り当て、同じ周波数帯域に乗せて送信し、複数のユーザーが同じ周波数帯域を共有できるようにしたものです。このため、従来型に比べ、周波数効率の良い通信が可能になりました。WCDMAではさらに、使用する周波幅を拡大することにより、より高速な通信が可能になります。
cdmaOne
cdmaOneは、KDDIが開始したサービスで、EVCRという音声処理技術を利用することによりバックグラウンドノイズを低減し、マルチパス成分(ビルなどで反射して通常の電波より遅れてくる信号)を積極的に利用するパスダイバシティ技術によって、通話品質を大幅に向上させています。通話品質は、一般の固定電話に引けをとらないほどです。さらに、移動中のハンドオーバー(基地局の切り替え)の際にも、瞬断のない安定した通話を実現しています。
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2.4.2.3 W-CDMA(ワイドバンド-CDMA)方式 |
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NTTドコモが開発した次世代携帯電話の通信方式です。CDMA方式を基本に、使用する周波幅を拡大することで、より高速な通信が可能になります。具体的には、高速移動時144kbps、歩行時384kbps、静止時2Mbpsのデータ伝送能力があり、動画・音声によるリアルタイムの通信が可能になります。
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2.4.3 FWA(Fixed Wireless Access) |
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FWAとはFixed Wireless Accessの略で加入者系無線アクセスのことです。
有線の代わりにビルの屋上に設置したアンテナ(基地局)から、無線で顧客(企業・家庭)までの回線をつなぐ方式です。
構築もアンテナを設置するだけなので光ファイバーなどに比べると短期間かつ低価格で構築できるメリットがあります。 26 GHz の周波数帯を利用し、転送速度は1対1地点なら最大 156Mbs、1対多地点なら最大10Mbsのスピードが実現されます。
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2.4.4 無線LANサービス |
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無線LAN
無線LANは文字どおり無線でLANネットワークを構築する方法です。
有線方式ケーブルに比べ、伝送の品質が劣るため、LANで利用するには特別な工夫が施されています。
無線媒体の種類
無線LANのメリット・デメリット
無線LANにはオプション機能として暗号化や認証機能がついているものもあります。機種・ベンダーによってこれらの方式は異なります。MACアドレスを利用した暗号化方式は共通のものですが、導入する際には暗号化や認証の方式の確認が必要です。
無線LANを利用してインターネット接続を提供するサービスも開始されました。周波数は、2.4GHz帯を利用して最高11Mbpsのスピードを実現しています。
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2.4.5 ホットスポットサービス(局地的無線サービス) |
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ホットスポット(局地的無線サービス)はホテルやコーヒーショップのような人が集まる場所で無線LAN等のワイヤレス技術を利用しネット接続を提供するサービスです。
今まではホテルの部屋などでネットワーク接続をする際にはモデム等を使用して接続する必要がありましたが、このサービスを利用すればワイヤレスな状態でネットワークにアクセスすることが可能となります。
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