1.5   企業におけるリモートアクセスの活用事例

  1.5.1証券会社渉外支援システム

図:1.5.1証券会社渉外支援システム

  上図はある証券会社の渉外支援システムです。顧客に対して数々の利便性を提供できるほか、業務効率の向上にも役立っています。

顧客への情報提供や相談サービスの向上
  訪問先で常に最新の金利や商品情報の提示ができるので、顧客からの信頼度がアップします。営業マンをバックアップします。

帰店後の業務処理の効率化
  訪問内容はその都度訪問先で入力するので、帰店後はパソコンに接続するだけで報告書の作成や業務処理は完了します。仕事の効率化、時間の短縮化が図れます。

顧客管理業務の徹底
  顧客情報の一元管理ができるので、データベースに基づいた指示や行動が的確に行えます。



  1.5.2建設現場検査システム

図:1.5.2建設現場検査システム

  建設現場でもリモートアクセスは活用されています。

図面などの持ち運びや記入が不要
  多くの図面を持ち歩かなくても、携帯端末だけで検査業務を行います。チェックは画面上で行えます。

簡単、スピーディに検査業務
  現場でのチェックは、画面に表示される検査図面上を操作するだけなので簡単です。

データ転送業務処理を効率化
  チェックしたデータや現場の写真等をパソコンへ転送します。検査後の業務処理がパソコン上で簡単に行えます。



  1.5.3製薬会社営業支援システム

図:1.5.3製薬会社営業支援システム


多くの資料の持ち運びが不要
  医薬情報、学会情報などを社内データベースからダウンロードしてドクターなどに提供します。またドクターのニーズに迅速なフィードバックをする事によって戦略的な支援システムを実現しています。
  各種データベースは、携帯端末に蓄積され持ち運びが可能になっています。さらにその利用ノウハウも入力されており、新人でもすぐに仕事に取り組める環境が整っています。

帰社後の業務処理を効率化
  現場で行動や調査結果を入力しているので、帰社後パソコンに転送して素早く報告書を作成できます。また、調査結果による関連事務作業も簡単に処理する事が可能です。

効率的な活動計画を立案
  多くのスタッフの活動状況を迅速に把握でき、調査結果や活動報告の分析から、効率の良い活動計画をたてることができます。



  1.5.4スーパーバイザー支援システム

図:1.5.4スーパーバイザー支援システム


基幹システムでの活用
  上図はある食品スーパーの販売管理を行うシステムです。POSレジスターによって入力された売上データは店舗内のストアコントローラによって集計されます。集計されたデータは各店舗から本社に伝送され、全店舗の集計が行われ、各種分析が行われます。その結果は、各店舗やスーパーバイザーに返送されます。スーパーバイザーはその結果を元に店長等と面談を行い、業務や品揃えの改善にあたります。スーパーバイザーはグループウエアを介して、店長などとの協議結果や営業日報等を本社のデータベースに蓄積します。



  1.5.5受注生産システム

図:1.5.5受注生産システム

  上図はあるコンピュータメーカーの受注生産管理を行うシステムです。インターネット上に受注フォームを掲載したホームページを設置します。顧客はWebブラウザから、このホームページを閲覧し、仕様などを細かく設定し注文を出します。注文は即時、受注センターにて受け付けられ、そこで納期や出荷日の確認等を行い、電子メール等で顧客に連絡をします。受注センターは生産工場に顧客からの注文を伝送します。生産工場では、販売動向や部品在庫などをもとに綿密な需要予測をおこない、生産計画や部品在庫の計画を立て、生産活動を行います。生産工場で立てられた需要予測のデータは部品供給メーカーに公開され、部品の即日納入が可能となります。このような生産体制を取ることにより、受注生産であっても注文受付から製品出荷までわずか数日というシステムができあがるのです。

最初へ



Copyright ©  2002 Information-technology Promotion Agency, Japan. All rights reserved.