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よくある相談と回答(FAQ):コンピュータウイルス − その他

最終更新日 2013年 1月29日

Q1:IPAにウイルスや不正アクセスの届出をすると何かしてくれるの?

IPAは、経済産業省の告示に基づき、国内のウイルス被害に関する届出を受付、統計処理を行うことで国内のウイルス被害状況を把握し、四半期毎に発表しています。
また、被害の増加しているウイルスについて原因を分析し、必要に応じて注意喚起を発信したり、啓発資料を作成して公開しています。
不正アクセスの被害についても、同様に経済産業省の告示に基づき届出の受付、統計データの発表、注意喚起および啓発資料作成を行っています。
しかしながら、届出いただいた被害について、個別に調査したり修復作業を手伝ったり、加害者を特定したり、加害者を指導するような活動は行っていません。

Q2:Cookie(クッキー)というウイルスが検知された。

Cookie(クッキー)というのは、貴方のパソコンが参照したウェブサイトから、貴方のパソコンに送られたメモです。
例えば、「○年○月○日○時○分○秒に閲覧した」などの情報が記録されることがあります。
また、オークションサイトで、気になる商品にマークをつけて、次回見る時にすぐ表示できるようにするとか、証券会社の株価表示サイトで注目している会社をすぐ表示できるようにマークをつけるとか、ショッピングサイトで購入したい商品を買物かごに入れるという操作をすると、それらの情報がクッキーという形式で貴方のパソコンに記録されます。
このように利用者にとって便利な機能である半面、トラッキングクッキーと呼ばれる複数のウェブサイトでクッキーを記録させて、それらの情報を統計処理することで商売をしている企業が存在します。
トラッキングクッキーは、貴方が誰であるかを特定する訳ではありませんが、貴方のパソコンが閲覧しているウェブサイトの傾向を分析して、貴方が興味を持ちそうな広告を表示したり、契約している企業に情報を提供したりするので、そういう行為を知らない間にされるのを嫌がる人のために、トラッキングクッキーを検出する機能を備えたウイルス対策ソフトが存在します。
クッキーはメモであり、ウイルスのようにパソコンの動作を不安定にしたりパソコン内の情報を盗んだりする訳ではないのですが、気になるようであれば、貴方のパソコンに記録されたクッキーを定期的に削除することをお勧めします。
なお、多くのブラウザ(Internet Explorer のような、ウェブを閲覧するソフト)では、クッキーをパソコンに記録しないようにする設定も可能ですが、クッキーを許可しないとウェブの内容をうまく表示できないサイトもあります。

Q3:UNIX系OSでのウイルス届出はあるの?

IPA に届出が寄せられた Unix 系、Linux 系の件数は以下の通りです。
Windows 系のウイルスに比べると圧倒的に件数は少なく年々減少しています。

2001年 56件
2002年  7件
2003年  6件
2004年  2件
2005年  1件
2006年〜2011年 0件
2012年  1件

(2013年1月15日現在)

ウイルスの詳細については、下記のサイトから"Linux"、"Solaris"で始まるウイルス名を参照して下さい。

Q4:パソコンの動作が遅くなってきた。これはウイルスのせい?

パソコンの動作が遅くなる原因については以下のことが考えられます。

  • ハードディスクの容量不足
  • メモリの容量不足
  • 不要ソフトウェアの起動状態
  • ハードディスクの断片化
  • ウイルスの感染被害
ハードディスクの容量不足は、不要なファイルやディレクトリを削除することで対処できます。
メモリの容量不足は、外付けメモリを増やす、仮想メモリを増やす、などで対処できます。
不要ソフトウェアの起動状態は、普段使用しないソフトウェアが、パソコン起動時に一緒に起動され、無駄にメモリを 使用している場合があります。そのようなソフトウェアを起動しない様に設定することで対処できます。
ハードウェアの断片化は、ハードディスクの最適化を行うことによって対処できます。

上述した原因の対処については、購入店か使用パソコンのメーカーに問い合わせることをお勧めします。
ハードディスクの断片化については、下記のサイトも参考にして下さい。


ウイルス感染被害の場合、まずはウイルス対策ソフトを最新の状態にしてウイルスチェックを行って下さい。しかし、ウイルス対策ソフトを最新の状態にしたとしても、ウイルスやスパイウェアなどの不正プログラムは見つからないことがあります。
ウイルスが発見されなかった場合、もしくはウイルス駆除後でも症状が治まらない場合は、一度、「パソコンの初期化」を行うことをお勧めします。

Q5:実在する官庁や団体名を用いて標的型メールの訓練を実施したい。

実在する組織は訓練には使わない方がよいでしょう。相手の合意を取っていても何が起こるか分からないからです。

メールを受け取った人の行動は予測不能なので、実在する組織を送信元とした場合、その組織へ問合せが行ったり、ソーシャルメディアへ「○○を騙った不審なメールが来た」などと書き込まれてしまう可能性もあります。

標的型攻撃の「予防接種」という考え方については、JPCERT/CCの調査報告書が参考になると思われます。
末尾にサンプルが載っています。

なお、ITセキュリティの「予防接種」サービスを実施している民間のセキュリティサービス企業がありますので、インターネットから探してみてはいかがでしょうか。

Q6:あるウェブサイトにアクセスするとウイルス感染するらしいが、IPAで調査してもらえるの?

IPAでは、ウイルスメールの受信、ウイルス等の感染やウイルス等の掲載されたサイトに関する情報の届出および相談を受け付けておりますが、個別サイトの調査は行っておりません。

ただし、ウェブサイトの閲覧に不安がある場合、利用者に代わってウェブサイトの危険性を判断するサービスを提供しておりますので、ぜひご利用下さい。

Q7:あるウェブサイトにアクセスするとウイルスの警告が出た。IPAからそのウェブサイトに修正するよう指導してほしい。

あらかじめ問題のあるウェブサイトのページがわかっており、かつ当該ウェブサイトの連絡先が明確になっているのであれば、IPAから当該ウェブサイトに状況の説明や修正依頼をすることもあります。ただし、IPAで現象が再現出来た場合に限ります。

なお、IPAにはウェブサイトの調査や指導を行う権限はありません。ただし、ウェブサイトの閲覧に不安がある場合、利用者に代わってウェブサイトの危険性を判断するサービスを提供しておりますので、ぜひご利用下さい。

Q8:インターネットの掲示板にウイルスファイルへのリンクが書き込まれているんですが、IPAから通報などの対処はしてくれるの?

まずは発見された方が掲示板の運営者に連絡していただき、運営者の方で不適切な書き込みをその都度削除していただくなどの対応になるかと思います。ただし、削除する、しないに関しては運営者側の判断になります。

あらかじめ問題のあるウェブサイトのページがわかっており、かつ当該ウェブサイトの連絡先が明確になっているのであれば、IPAから当該ウェブサイトに状況の説明や削除依頼をすることもあります。ただし、IPAで現象が再現出来た場合に限ります。

Q9:ウイルスの届出をしたら、メールアドレスやIPアドレスの情報などから、ウイルス送信元やそのプロバイダ等、注意や警告などの措置を取ってくれるの?

IPAから、ウイルス送信元やそのプロバイダ等に対する個別の調整・折衝はいたしかねます。届出を行った場合でも、あくまでも統計処理されるのみとなります。
しかし、あらかじめ問題のあるウェブサイトのページがわかっており、かつ当該ウェブサイトの連絡先が明確になっているのであれば、IPAから当該ウェブサイトに状況の説明や削除依頼をすることもあります。ただし、IPAで現象が再現出来た場合に限ります。

なお、届出や相談の情報から、被害拡大が予想される場合などには随時、緊急対策情報や注意喚起を出して利用者への注意を促しております。下記のサイトからご利用下さい。


また、インターネットサービスプロバイダは総務省の管轄になっておりますので、プロバイダに関することは総務省へご相談下さい。

Q10:プロバイダに苦情を言ったが一向に改善されない。誰に文句を言えばいいの?

ウイルス感染パソコンが所属しているプロバイダを特定し、対処を依頼するという、貴方の対応は間違っておりません。
しかしながら、各プロバイダでは貴方と同様の対応依頼を大量に受け付けているため、対応が追い付いていないというのが現状のようです。
プロバイダの肩を持つ訳ではありませんが、今一度長い目で対応を待っていてはいかがでしょうか。
今後の対応につきましては、まずは貴方が対策を申し入れたプロバイダが、本当に問題を放置しているのか対策中なのか、再度問い合わせするなどして、改めて確認を行ってみて下さい。

もしそれでも一向に状況が改善しない場合は、プロバイダは総務省の管轄になっておりますので総務省へご相談下さい。

ここで一つご理解をいただきたいのですが、プロバイダも被害者の一人であるということです。
一部の心無いユーザが撒き散らしたウイルスのために、巨額の費用を掛けて日々対策を進めています。
なにとぞご理解いただきたく思います。

Q11:ウイルスなのか不正アクセスなのか良く分からないので、自分のパソコンにアクセスなどして調査してもらえないか?

大変申し訳ありませんが、IPAでは個人・企業を含めて個別の調査、対応は行っておりません。

しかし、企業でパソコンの調査を行いたい場合は、経済産業省のウェブサイトにて、そのようなサービスを提供している企業の一覧を公開しております。下記のサイトを参照して下さい。

Q12:ウイルス駆除などのサービスをやっている業者を紹介して欲しい。

ご自身での対応に自信が無い場合は、専門の業者に対処を依頼することが出来ます。 しかしながら、IPAではそのような業者の紹介は行っておりません。

インターネット検索サイトから、"ウイルス駆除出張サービス"といった単語で検索すると、色々と見つかりますので参考にして下さい。

Q13:インターネットエクスプローラーの閲覧履歴に文字化けしたような変なものがある。履歴全体を削除してもまた出て来る。ウイルスか?

「履歴」の文字化けですが、「履歴」内容が「先週」に移行される際に文字化けを引き起こしていると考えられます。
これは、ウイルスのせいとは考えにくく、インターネットエクスプローラーかWindowsの不具合と思われます。

それほど気にする必要はないと思いますが、気になる様でしたら日本マイクロソフト株式会社にお問い合わせ下さい。

Q14:特定の文字が勝手に入力される、ずっと同じ文字が入力されて止まらない、これはウイルスのせい?

このような症状を持つウイルスについて、IPAでは報告を受けておりません。

キーボードの故障ということは考えられないでしょうか。

デスクトップパソコンの場合、もし他のキーボードをお持ちであれば、付け替えたうえ、動作確認なさってみてはいかがでしょうか。
ノートパソコンの場合、本体内蔵のキーボードを一旦無効にした上で、新たに外付けのキーボードを付けてみることになります。

他のキーボードがない場合は、パソコンをご購入されたお店か、パソコンを扱っているお近くのお店で見てもらうことをお勧めします。

キーボードの故障であった場合は、パソコンをご購入されたお店かパソコンメーカーにお問い合わせ下さい。

Q15:メールを送ると相手側で文字化けしているという。これはウイルスのせい?

文字化けだけさせるウイルスについて、IPAでは報告を受けておりません。

送っているメールは、HTML形式で、日本語でほとんど改行なしの長い文章を送っていませんか?

日本語(2バイト)の改行なしの長い文章をHTML形式で送り、受け取った相手がキスト形式で受信・表示すると、メールソフトの処理によっては2バイトコードが正しく解釈されずに、文字化けしてしまう場合があります。

送信するメールの本文は、改行なしの長い文章にせず、一定の長さで改行し、テキスト形式で送信することをお勧めします。

また、メールが文字化けする理由は他にもいくつかありますが、基本的には文字エンコード方式が問題になります。

メールを正しく読むには、送信側で設定した文字エンコード方式を、受信側でも設定する必要があります。通常であれば、メールソフトが自動で設定してくれるはずですが、送信時に設定上の文字コードと、実際の文字コードが異なっていると文字化けする場合があります。

確認・設定方法については、お使いのメールソフトのヘルプからご確認下さい。