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エンタプライズ系事業/非機能要求グレード

「非機能要求グレード」は、「非機能要求」についてのユーザと開発者との認識の行き違いや、互いの意図とは異なる理解の状態を防止することを目的とし、重要な項目から段階的に詳細化しながら非機能要求の確認を行う手法です。

背景

昨今、情報システムは社会活動、企業活動における基盤となり、「情報システムの大規模化・複雑化」「システム利用の広がり」の点から高度化しています。
このような高度化の結果、様々な社会活動、企業活動で情報システムの安定的なサービスを必要とするようになっており、複雑なシステムがきちんと連携してそのようなサービスを提供する「システム基盤」の実現が大切になっています。

要件定義の課題

機能要求の図

課題 ・システムの実現方法に関係し、具体化が進まないと語りにくい
・業務に直結せず技術的要素が強いため、要求項目が漏れやすく、発注者と受注者間で共通認識を持つのが難しい

非機能要求

非機能要求グレードの内容

  1. 利用ガイド(解説編)…非機能要求グレードの背景の解説
  2. 利用ガイド(利用編)…非機能要求グレードの利用方法の解説
  3. グレード表…3つの典型モデルシステムとそれに対応する主な非機能要求項目の要求レベル
  4. 項目一覧…非機能要求項目の一覧表
  5. 樹系図…非機能要求項目を6つの大項目ごとに階層的に示した図
  6. 活用シート…グレードと項目一覧をまとめたもの。プロジェクトに応じてカスタマイズ可。

利用手順

ユーザと開発者で全ての非機能要求項目を一度に均一的に確認、評価することは現実的ではありません。また、非機能要求項目間には、実際にはある項目が規定されることで従属的にその実現レベルが決定できる項目もあります。そこで、非機能要求グレードでは、まず重要な非機能要求項目から段階的に受発注者間で要求レベルを確認します。
1.モデルシステムの選定
開発するシステムに最も近いモデルシステムを1つ選択

モデルシステムシート

2.重要項目のレベル決定
樹系図で全体を俯瞰し、グレード表でレベル値を決定

グレード表

3.重要項目以外のレベル決定
項目一覧で非機能要求項目の要求レベルを決定

項目一覧

「非機能要求グレード」の効果

非機能要求グレードを通じてIPA/SECは次のような効果を期待しています。

お客様(発注者)
  • 業務への情報システムの影響を明確に把握
  • 情報システムの安心・安全な利用や効率的利用
  • 情報システム費用の説明根拠の明確化

その結果

社会・IT業界 開発ベンダ(受注者)
  • より安心・安全で便利な社会インフラが実現
  • 健全な業界構造と業界発展
    (受発注関係や責任の明確化)
  • システム開発における手戻りコストの圧縮
  • システム運用におけるトラブル減少・削減

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