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ITプロジェクトのリスク予防への実践的アプローチを公開

2013年3月27日公開
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター

概要

  情報システムの開発時に発注者(ユーザー企業)、受注者(ベンダー企業)はそれぞれの目的があり、協調することは一般的に難しいといえます。
  しかしそれができないとどちらかが不幸になり、かつ完成した情報システムも満足できないものに終わる可能性があります。

  そこでIPA/SECでは、プロジェクト管理や品質保証などの実務経験が豊富なエキスパートを、ユーザー企業とベンダー企業の双方から集めて委員会を結成し、ITプロジェクトの現場で実際に生じている問題とその予防策について議論を重ねてきました。議論では、ユーザー企業とベンダー企業の双方の「言い分」を共有し、問題が発生するメカニズムを検討した上で、それぞれの企業で実践され成果を上げている予防策等について検討しました。
  この度、これらの議論から得られた予防策や知見などを取りまとめた、「ITプロジェクトのリスク予防への実践的アプローチ」(以下、本ガイド)を作成しました。

本ガイドの特徴は以下の通りです。
1. 利用対象者:情報システムの企画、情報システムのプロジェクトマネージャー、PMO、設計者等
2. 特徴
  1) ユーザー企業とベンダー企業が協調してリスクの発現を予防する枠組みを構築し、現場適用の道筋(基本的考え方、その活用方法)を提示
  2) 検討結果の知見からテンプレートを作成し、テンプレートを用いて委員の事例をまとめることによって、1)の考え方の理解を支援
    ITプロジェクト目標達成を阻害する事柄をリスクととらえ、リスクとそのリスク発現の要因を中心にすえ、リスクの発現を防ぐために”リスク発現の要因”に対してどのような予防策を打つかその予防策の効果をどのようにとらえるかと”リスク発現の要因”に対してその兆しをどう把握するかの関係を明確にしたものです。

  リスクの予防的措置に取り組むことで、ITプロジェクト本来の目標達成に必要なタスクに、ユーザー企業とベンダー企業の双方が集中できるようになり、それが両企業それぞれの競争力の向上、また、企業の健全な成長と産業の発展につながるものと信じています。
  本ガイドが、ユーザー企業とベンダー企業の協働における「対立」の未然防止に少しでも貢献できればと考えています。


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