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「情報システム基盤の復旧に関する対策の調査報告書」及び「高回復力システム基盤導入ガイド (事例編)」の公開

2012年7月25日更新
2012年7月25日公開
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター

「情報システム基盤の復旧に関する対策の調査報告書」 概要 

  IPA/SECでは、2011年3月の東日本大震災を受け、ITサービス継続計画(以下、IT-BCP)において、情報システムの高回復力(*1)を確保することの重要性を再認識し、企業におけるIT-BCP策定の取り組み状況や個別対策の実施状況を確認する必要があると考えました。
  そこで、「情報システム基盤の復旧に関する対策の調査(以下、本調査)」として、文献調査、アンケート調査、ヒアリング調査の3つを実施しました。


内容

  東日本大震災の発生前と発生以降とで、IT-BCPの策定に対する企業の認識は高まっていると言われていますが、本調査のアンケート調査では下記の通り、IT-BCPを実際に「策定済み」の企業は24.8%、「策定の予定なし」とする企業は27.4%でした。

  その他、システムの目標復旧時間を6時間未満に設定していると回答した企業のうち約1/4(24.4%)が、システムを冗長化していませんでした。これは、設定した時間内にシステムを復旧するための適切なシステム構成を採用していないといえます。
  これらのことから、全体として具体的な取り組みが進んでいないこと、あるいはIT-BCPの必要性は認識しているものの、震災を経た現在においても適切なシステム設備の用意に至っていないことがわかりました。


「高回復力システム基盤導入ガイド(事例編)」

  本調査のヒアリング調査で収集した事例を基に、「高回復力システム基盤導入ガイド」(以下、導入ガイド)の「事例編」を作成しました。
  IPA/SECでは、「事例編」に先立ち、ビジネス要求とITリスクの関係やシステム基盤導入における経営層と情報システム部門の連携についてわかりやすく解説した、導入ガイドの「概要編」と「計画編」を2012年5月8日に公開しています。
  導入ガイド「事例編」では、「概要編」、「計画編」で示した4つのモデルシステムにおける要件定義の推奨値を、実際にどのように調整し、カスタマイズしたのかを参照することができます。

【脚注】(*1) 「高回復力」とは:
万が一、情報システムが停止した場合でも、情報システムが一定の強度(停止させないための対策が施されていること)を保つための対策がシステム基盤に導入されていれば、基盤上で実行される業務システムやそれにより提供されるサービスも目標時間内に復旧することが可能になります。IPA/SECでは、事故の発生を前提とした考え方に基づき、ITサービス提供の中断から速やかに復旧するために必要な対策が組み込まれた情報システムのことを「高回復力システム」、高回復力システムにより構成されたシステム基盤を「高回復力システム基盤」と呼んでいます。


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更新履歴

2012年7月25日 ・報告書概要編
  表紙公開日を5月→7月へ変更。
  6章の削除。それに伴う目次の変更。
・報告書本編
  表紙公開日を5月→7月へ変更。
・導入ガイド(事例編)
  表紙公開日を6月→7月へ変更。
  P3表1.2-1(No.3)の公開日を6月→7月へ変更。
  P4のURLの変更。

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