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高信頼化ソフトウェアのための開発手法ガイドブック-予防と検証の事例を中心に-

2011年6月6日改訂
2010年9月15日公開
独立行政法人 情報処理推進機構
ソフトウェア・エンジニアリング・センター

概要

1 背景と目的  
 ITの進展により情報システムは、利用範囲が広がり一般国民の生活に直結する重要な社会インフラを支える存在となっています。インフラは「産業構造ビジョン2010」においても重要な世界戦略商品であり、そのインフラを構成する部品のひとつとして情報システムは、高い信頼性・安全性を要求されています。他方、企業の業務の一端を担う情報システムでも、企業活動に重大な被害を与える計画外なシステム停止が存在します。これらのシステムも社会インフラの構成要素と同様に高い信頼性・安全性を要求します。
 このような状況下で、情報システムの重要な構成要素であるソフトウェアは、開発量の増大と機能の複雑化、さらにコスト削減と開発期間の短縮などの要求とともに、信頼性・安全性への対応課題がますます顕在化してきております。(独)情報処理推進機構は、それらの課題を解決するために様々な施策を実施しています。本ガイドブックは、(独)情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センター内に設置された「高信頼化のための手法WG」にて検討された結果に基づき、WG委員が執筆し、まとめたものです。

2 本ガイドブックの構成  
 高信頼化のためには、様々な側面からのアプローチが存在します。本ガイドブックは、品質的側面からみたソフトウェアの高信頼化に着目しました。具体的には、全体を第1部「総論」、第2部「事例編」に分け、第1部「総論」では予防活動と検知活動に関わる手法や技法に焦点を当てています。予防活動は、過去社会的に問題となったシステム障害から、機能性、信頼性、保守性などの6つの品質特性を網羅するよう抜粋された39の障害事例を上げ、それに対して代用特性展開表を使用した再発防止策、およびソフトウェアのトレーサビリティの管理方法を紹介しています。特に、再発防止策は委員の所属する企業ベンダおよびユーザ12社が、開発工程を中心に実施している信頼性向上対策事例「高信頼システム対応事例(工夫事例)」に基づいています。検知活動はレビューやテストに焦点を当て、各種手法・技法の概要を説明しました。さらにテスト網羅性の高度化について言及しています。
 第2部「事例編」では、先導的な高信頼化の取り組みを行っているベンダおよびユーザ7社の取組み事例の概要も紹介しています。各社の事例は、第1部とは異なり、それぞれの視点から高信頼の取り組みの一部を紹介しています。テストに関する事例については、第1部における概要および具体的な技法の説明をしています。さらに第1部で説明した手法を企業内で具体的に適用している例を説明しています。

ダウンロード

注:当ページのコンテンツは2つあります。それぞれPDF形式での提供となっております。

「高信頼化のための開発手法ガイドブック」[2.32MB]PDF文書   
 本ガイドブックの第1部、第2部にあたります  
「代用特性を利用したシステムの信頼性向上への工夫事例」[641KB]PDF文書   
 品質特性別、対象工程で整理した各社の工夫事例  

なお、書籍もございますので、購入(定価1,000円)を希望される方は
http://www.ipa.go.jp/sec/publish/tn10-005.htmlをご覧ください。

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