HOMEソフトウェア高信頼化報告書・出版物・ツール事業成果(報告書等)利用時の品質の観点を盛り込んだ「つながる世界の開発指針(第2版)」を発行

本文を印刷する

ソフトウェア高信頼化

利用時の品質の観点を盛り込んだ「つながる世界の開発指針(第2版)」を発行

2017年6月30日公開
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 ソフトウェア高信頼化センター

概要

 IPA/SECは2017年6月30日、「つながる世界の開発指針~安全安心なIoTの実現に向けて開発者に認識してほしい重要ポイント~(*1)(以下「開発指針」)」 を改訂し、第2版として発行しました。第2版では、つながる世界の「利用時の品質」を考慮してIoT製品を開発する観点を追加しています。また、併せて、開発指針のチェックリスト(第2版対応)も公開しました。

背景・目的

 さまざまなシステムや製品がつながるIoTの世界では、これまでになかったサービスが創出されると期待されています。そうした状況においては、IoT製品を操作した経験の少ない子供や高齢者をはじめ、習慣や文化の異なる利用者の増加が想定され、操作の誤りなどにより、安全を脅かすような重大な事故の発生も懸念されます。そこで、利用状況を把握し、安全性と操作性を考慮した製品開発が不可欠です。
 IPA/SECは2017年3月に、報告書「つながる世界の利用時の品質~IoT時代の安全と使いやすさを実現する設計~」 を公開し、利用者の視点で「利用時の品質」向上に取り組むことの重要性を示すとともに、開発者として留意すべきポイント及び検討すべき項目を示しました。今回の改訂は、この報告書を参考に、安全安心の観点で利用時の品質に関する内容を追記するとともに、一部の指針の見直しや情報の最新化を行いました。

主な改訂内容

  1. つながる世界では、セキュリティレベルが低い機器やネットワークとつなげたり、信頼性が低いアプリをインストールしたりしてしまうというIoTならではのリスクに対する知識を持たない人たちが利用する可能性もあるため、ユーザや機器設置の担当者が危険な機器をつなげないように導く設計をすることを追加。
    (P69:【指針11】不特定の相手とつなげられても安全安心を確保できる設計をする)

  2. つながる世界では、使い方や利用環境が急速に変化していくことが予想され、長期の利用期間中に誤操作や危険なつなぎ方を防ぐための操作性改善や機能追加が必要になると考えられるため、変化する使い方や利用環境も意識するように修正。
    (P77:【指針14】時間が経っても安全安心を維持する機能を設ける)

チェックリストの提供

 開発指針の実施状況を自己チェックできるように、指針とポイントを具体的な内容に落とし込んだチェックリスト(ひな形)を提供いたします。皆様の開発体制やプロセスに合わせてカスタマイズしてご利用ください。

脚注

(*1) さまざまなモノどうしがつながるIoT(Internet of Things)時代に向けて、IoT製品の開発者が開発時に考慮すべきリスクや対策をまとめた指針(2016年3月公開)。

ダウンロード

書籍版の購入

開発指針(第2版)書籍版の購入はこちら