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~IoT時代の製品やシステムを開発するための新たなアプローチ~

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ソフトウェア高信頼化

経営者および開発者のための「システムズエンジニアリング導入の薦め」を公開
~IoT時代の製品やシステムを開発するための新たなアプローチ~

2017年7月3日更新
2017年3月29日公開
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 ソフトウェア高信頼化センター

概要

 IoT時代には、様々な機器やシステムがつながって、新しい価値が生み出されていきます。一方で、機器やシステムを形成する構成要素間や他システムとの間の相互関係が複雑なものになり、従来の開発方法ではその価値の実現と品質の担保が難しくなっています。
 このような環境変化に対応するために、開発のパラダイムシフトとして注目を集めているのが、「システムズエンジニアリング」です。欧米では、航空・宇宙などの分野を中心に適用されてきましたが、徐々に一般的な製品やシステムへの適用拡大も進み、その有効性が認知されつつあります。
 ところが、我が国では一部の大学や企業での取り扱いにとどまり、まだ世の中に浸透していないのが実態です。
 そこで、システムズエンジニアリングを、その適用事例や有効性を含めて広くご紹介し、導入のきっかけとなることを期待して、「経営者のためのシステムズエンジニアリング導入の薦め」を作成し、3月29日に公開しました。
 更に、経営者の判断に基づき現場に導入する際、現場の企画、開発を担う方々にも、その必要性、有効性をご理解いただき、実際の導入を進める一助となるため、「開発者のためのシステムズエンジニアリング導入の薦め」を公開しました。

システムズエンジニアリングとは

 複数の専門領域にまたがる多様な価値を考慮しつつ全体最適を実現するためのアプローチです。具体的には、以下のような点に特徴があります。

1.目的指向と全体俯瞰

目的指向と全体俯瞰

  • 解決策を考える前に本来の目的を明確にし、常に目的を意識しながら考えます。
  • 視点と視野を変えながら俯瞰して捉えます。視点としては、時間的視点、空間的視点、意味的視点があります。時間的俯瞰の例:初期から利用終了後の廃棄まで、さらに世代交代までのライフサイクル全体。

2.多様な専門分野を統合

多様な専門分野を統合</

  • 多様な分野(技術、事業、領域、環境、文化、社会など)の知見を統合します。
3.抽象化・モデル化

抽象化・モデル化</

  • 抽象化の視点を柔軟に設定し、多視点から対象を構造化し、システムに関する様々なネットワークを通じて、システムを明らかにします。
  • モデルを利用することによって異なる分野の人たちの間での概念共有、情報共有による共通理解の促進を図ります。
4.反復による発見と進化

反復による発見と進化</

  • 適切に再評価とフィードバックを反復して、新たな解決方法を発見し、段階的に明確化・進化させます。

資料の主な内容

「経営者のためのシステムズエンジニアリング導入の薦め」(8ページ)

  • IoT時代の製品/サービス開発の課題
  • 新たなアプローチとしてのシステムズエンジニアリング
  • システムズエンジニアリングの4つのポイント
  • システムズエンジニアリング適用事例
  • 導入の薦め

「開発者のためのシステムズエンジニアリング導入の薦め」(48ページ)
 下記の下線部分について、技術的な観点から詳しく説明しています。

  • IoT時代の製品/サービス開発の課題と新たなアプローチの必要性
  • 新たなアプローチとしてのシステムズエンジニアリング
  • システムズエンジニアリングの4つのポイントとそれぞれについての解説
  • システムズエンジニアリングの有用性と適用事例
  • システムズエンジニアリングの「4つの活動」と導入に向けた取組み
  • システムズエンジニアリングの学習のための参考情報

ダウンロード

更新履歴

2017年5月31日 ・「開発者のためのシステムズエンジニアリング導入の薦め」を追加しました。
・「経営者のためのシステムズエンジニアリング導入の薦め」を更新しました。
・「タイトル」および内容を一部更新しました。
2017年6月15日 ・ダウンロードファイル一時停止のお知らせを追記しました。
2017年7月3日 ・「開発者のためのシステムズエンジニアリング導入の薦め」及び、「経営者のためのシステムズエンジニアリング導入の薦め」を更新しました。