HOMEソフトウェア高信頼化報告書・出版物・ツール事業成果(報告書等)複雑化する統合システム(SoS)の開発方法論 モデルベースシステムズエンジニアリング導入の手引き

本文を印刷する

ソフトウェア高信頼化

複雑化する統合システム(SoS)の開発方法論 モデルベースシステムズエンジニアリング導入の手引き

2013年8月23日公開
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 ソフトウェア高信頼化センター

概要

  近年、スマートコミュニティやスマートハウス等の異なる複数のシステムが互いに複雑な関係を持つSoS(System of Systems)が拡大し、日常生活に無くてはならない重要インフラ(※1)になりつつあります。このような重要インフラシステムに対しては、いかに効率よく、要求される品質・コスト、期間に見合った開発を行うかが必要となります。国民生活の安全・安心、及び利便性向上のためには、このようなSoSを開発するための方法論(Systems Engineering)が必要とされています。

  日本の個別製品・システムに関しては、開発方法論が比較的確立しており、信頼性も高い状況です。しかし、それらを組み合わせた SoSに対する開発方法論は確立しておらず、このような環境に対応できるシステム構築の開発方法論が必要とされています。 欧米では、モデルベースシステムズエンジニアリング(Model-Based Systems Engineering:以降MBSE)は導入効果が高いと評価されていますが、いまだ日本では導入効果に関する認識が低い状況です。導入が進まない要因として、以下の2点があげられます。

  1. 従来の日本の開発スタイルでは、例えば特定個人の知識・ノウハウに頼った(いわゆる)ブレインベースになっている等、要件定義からのトップダウンによるアプローチが弱い傾向にある
  2. 新たな手法を導入するためには、組織的な取組みが必要であり、効果が不透明等導入に対する敷居が高い
  そこで開発方法論としてのMBSE啓発のため、「開発手法や予算等の決定権を持つ管理者」向けに導入の目的や効果を分かり易く解説した「モデルベースシステムズエンジニアリング導入の手引き」を作成しました。これにより、重要インフラ等一般利用者に大きな影響のあるSoSの信頼性が向上することを期待しています。

  IPA/SECでは、情報処理システムの高信頼化のための活動を進めています。また、MBSEについても適用事例の公開やセミナー等を通じた普及活動を実施してまいります。

脚注

(*1)重要インフラ : 他に代替することが著しく困難なサービスを提供する事業が形成する国民生活および、社会経済活動の基盤であり、その機能が停止、低下又は利用不可能な状態に陥った場合に、我が国の国民生活又は、社会経済活動に多大なる影響を及ぼすおそれが生じるもの(2013年2月政府情報セキュリティ政策会議)

ダウンロード

注:当ページのコンテンツはPDF形式での提供となっております。
  ・モデルベースシステムズエンジニアリング導入の手引き[2.78MB]PDF文書