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~システムに求められる要求の不確実さが増大するIoT時代を見据え、上流工程を確実に行う手引き書の作成に着手~

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ソフトウェア高信頼化

「システム構築上流工程強化部会」を発足
~システムに求められる要求の不確実さが増大するIoT時代を見据え、上流工程を確実に行う手引き書の作成に着手~

2016年4月18日更新
2016年3月16日公開
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 ソフトウェア高信頼化センター

 IPA/SECは3月16日、IoT(Internet of Things)の進展により想定される情報システムの開発要件の不確実性の拡大等に対応するため、上流工程に必要な施策を検討する「システム構築上流工程強化部会」を発足しました。同部会の配下に設置するワーキング・グループで検討した内容は、2016年度中を目処に、2種類のガイドブックとしてとりまとめる予定です。

 IoTの進展により、ビジネス環境の変化が大きく予測できない状況においても、サービス事業者はそのシステムに新たな要求を取り込むとともに、信頼性と安全性を担保しなければなりません。しかし、現実は自らがシステムに求められる要求を分析して、システム要件として漏れなく定義することが必ずしも十分にできているとは言えません。また、かねてよりシステム再構築(モダナイゼーション)においては、期間やコストの超過が問題視されていました。

 IoT時代のシステム構築は、本来求められる要求のすべてが初期には分からないこともあり得るなど、不確実さが増す状況にあり、新システム構築時にその時点での要求に応えるだけではなく、将来新たに要求が発生した際に迅速に「応えられる仕組み」を備えておくことがより重要になります。

 そこでIPA/SECではこうした課題を検討し、解決の指針を示すための「システム構築上流工程強化部会」を発足させました。IoT時代の新たな要求への対応を目指して、まずは、土台となる現状の課題解決に着手します。同部会の配下には2つのワーキング・グループを設置し、それぞれ以下の活動を行います。

システム化要求ワーキング・グループ
  • 新たな要求を取り込んでいかなければならない中で、要求自体が何か、それをどのように分析してシステムに求められる要求、ひいてはシステム要件として導くかの手引き(ガイドブック)を作成します。
  • 現在も対応が不十分な要求の分析と要求仕様の定義を対象として、「どのように(How)」漏れのない分析、定義を行うかを明らかにした上で、「どのような理由で(Why)」このような仕様としたかを残す手段を明確にし、それらをガイドブックとしてとりまとめます。
  • ビジネスの環境変化が大きく、予測が難しい中で、将来にわたってサービス事業者が新たなビジネス価値を適確に取り込んでいける手段を得ることを目指します。
モダナイゼーションワーキング・グループ
  • 現行踏襲を前提に期間とコストが決定されるという、システム再構築(モダナイゼーション)のプロジェクトに共通の課題を分析/整理します。
  • 「再構築時に陥りやすい問題」を踏まえたリスクをユーザ企業とベンダ企業の間で共有し、システム化計画を作るための手引きとなる、レガシーシステムに代表される難易度の高い再構築時に「如何にアプローチすべきか」を示したガイドブックをとりまとめます。
  • モダナイゼーションに取り組むためのベースとなるシステムを構築可能とすることを目指します。

 両ワーキング・グループで作成するガイドブックを用いてプロジェクトの上流工程を遂行することで、適確な価値を具備したシステムの構築が進み、IoT時代のビジネスが発展することを期待します。さらに、上流工程でユーザ企業とベンダ企業の目線が合うことによる、システム構築の効率およびシステム全体の品質向上も期待します。

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