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未踏/セキュリティ・キャンプ

【未踏通信】第12号バックナンバー

最終更新日:2015年1月30日
IT人材育成本部
イノベーション人材センター
未踏人材グループ

【未踏通信】第13号 (2015.4.27)

皆さま、こんにちは、未踏通信編集局です。未踏通信 第13号をお送りします。
この未踏通信は、未踏OB・OGからの技術関連コラム、未踏関連イベント情報、未踏関連の話題等、未踏事業に関わる情報をお知らせするメールニュースです。随時お送りしておりますのでご愛読ください。

TECHNOLOGY EYE(未踏OBが見た最新技術動向のコラム)

「注目の"インクルーシブデザイン"という考え方」 2014年度未踏の本多達也さん

 2014年度クリエータの本多達也です。未踏では「髪の毛で音を感じる新しいユーザインタフェースの開発」というテーマで、ろう者に音の特徴を伝える装置「ONTENNA」を開発しました。今回は、私の専門がデザインということもあり、現在注目が集まっている“インクルーシブデザイン”という考え方についてご紹介したいと思います。

インクルーシブデザインとは、従来デザインをする際に排除されてきた障がい者や高齢者、外国人といった多様な人々を、デザインプロセスの上流の段階から巻き込むデザイン手法のことです。これまでのデザインというものは、デザイナーや技術者が考えたものを一方的に消費者に押し付けるという構造が一般的でした。そのため、ボタンが増え過ぎてしまったリモコンや、あなたは障がい者ですよと誇張するような福祉機器のデザインが世の中に広まってしまいました。

そこで、デザインをする際に当事者とデザイナーが一緒になってデザインを行うことで、よりユーザビリティの高いプロダクトを作り出そうという取り組みが広まりつつあります。早い段階で当事者の意見を取り入れることにより、ユーザ目線での開発が可能となります。

私の開発したONTENNAも、ろう者と協働してデザインすることにより誕生したプロダクトです。開発者が一方的に良いと考えてデザインした形や機能でも、当事者からすると必要のないものであることが多く、デザインをする際に、いかにユーザ目線に立つことが出来ていなかったのかを痛感しました。結果的には、繰り返しろう者からプロトタイプに対する意見をもらうことで、コンセプトも機能もより芯のある装置となっていきました。障がい者は障害があるのではなくて、その道のスペシャリストなのかもしれません。

インクルーシブデザインという考え方は、一見排除されがちなエクストリームユーザの意見を取り入れることで、メインストリームユーザの生活に革命をもたらすアイデアやデザインを生むための、1つのキーワードとなるのではないでしょうか。私もこれから様々なプロダクトのデザインに携わっていく予定です。インクルーシブデザインという考え方を念頭に置いて、世界が驚いて使いたくなるようなものを作り出すデザイナーになれるように頑張りたいと思います。

▼「ONTENNA」のFacebook
www.facebook.com/pages/Ontenna/379339855579554

EVENT INFORMATION (未踏関連イベントのご案内)

2015年2月21日(土)・22日(日)「「2014MITOU Final Reports(第21回(2014年度)未踏事業成果報告会)」開催

 来る2015年2月21日(土)・22日(日)の両日、「第21回(2014年度)未踏事業成果報告会」を開催いたします。

今回から「2014MITOU Final Reports」と銘打ち、プレゼンテーションの質をより充実させて、多くの方々に未踏事業で創りあげた成果の最終形を見ていただくイベントとして実施いたします。

2014年度未踏事業で採択され、提案したアイディアを現実の形にすべく、昨年7月から今年3月までの約9ヶ月にわたり、担当PMの熱心な指導のもと開発が続けられています。そして、いよいよその成果物を発表する晴れの舞台がこのイベントです。

2014年度の採択は14件のプロジェクト。髪の毛で音を感じるデバイスから、ロボットバー、アニメ、動画ニュース、SNS、ダンス、三味線、メイク関連など、実に多彩な分野のアイディアを実現させた成果を披露してくれます。

一般に公開されたイベントですので、ぜひ周囲の方々とお誘い合わせの上、ご来場ください。合わせて、2月22日(日)の終了後には、採択者やPMをはじめ、未踏OB、一般企業の方々が会する未踏交流会もございますので、ぜひご参加ください。

なお、当日会場にお越しになれない方も、2日間を通じてニコニコ生放送で実況を配信する予定です。配信URLは、後日下記のページにご案内する予定ですので、ご確認の上ご覧くだいさい。

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「2014MITOU Final Reports」 第21回未踏事業成果報告会 概要
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第1日目
 開催日時:2015年2月21日(土) 10:20~16:45 (9:45受付開始)
 開催場所:アキバホール
 所 在 地:東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル
      www.fsi.co.jp/akibaplaza/cont/info/access.html
 定  員:120名
 参  加:無料(一般公開形式、事前申込み制)
第2日目
 開催日時:2015年2月22日(日) 10:20~16:40 (9:45受付開始)
 開催場所:大手町ファーストスクエアカンファレンス
 所 在 地:東京都千代田区大手町 1-5-1 
      ファーストスクエア イーストタワー2F
      www.1ofsc.jp/access/
 入館方法:当日は休日の為、イーストタワーの地上の1階エントランスから
      ご入場ください。(地上の永代通り側の1階エントランスです)
 定  員:120名
 参  加:無料(一般公開形式、事前申込み制)
     
※2月22日(日)終了後17:00より未踏交流会(事前申込み制、参加費当日会計)

▼第21回未踏事業成果報告会ページ
www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2014/seikahoukoku21th.html
▼参加お申込み
https://ipa-rcpt.ipa.go.jp/event_entry/index/59/
(先着順で受付けし、定員に達した場合はお断りする場合もあります)
▼2014年度未踏事業採択者と採択テーマ名、概要は以下からご参照ください。
www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2014/koubokekka_index.html

2015年2月14日(土) セキュリティ・キャンプフォーラム2015開催

 来る2月14日(土)、未踏を担当するイノベーション人材センターでは、セキュリティ・キャンプ実施協議会との共同で「セキュリティ・キャンプフォーラム2015」を開催いたします。

このフォーラムは、セキュリティ・キャンプ修了生、講師、セキュリティ・キャンプ実施協議会会員企業、そしてセキュリティに興味がある一般の皆さまにも広くお集まりいただき、相互交流を深めていただくことなどを目的としています。
キャンプ修了生、会員企業、政府機関の方々の講演や、セキュリティ・ミニキャンプの紹介のほか、「テクニカルセッション」と称した技術的な内容を扱う参加型のプログラムも設けるなど、大変に充実した内容となっています。

 開催日時:2015年2月14日(土) 
      メイン会場:13:00~16:10(受付開始12:30~)、
      テクニカルセッション:15:30~18:00
 開催場所:フクラシア品川クリスタルスクエア(品川駅港南口から徒歩8分)
      http://www.fukuracia-shinagawa.jp/access/
 主  催:独立行政法人情報処理推進機構、セキュリティ・キャンプ実施協議会
 定  員:130名
 参  加:無料(事前登録制)

▼「セキュリティ・キャンプフォーラム2015」ページ、お申込みページへ: 
www.ipa.go.jp/jinzai/camp/2014/forum2015.html
▼プログラムの詳細
www.ipa.go.jp/files/000043341.pdf

EVENT REPORT (未踏関連イベント・リポート)

「未踏交流会Vol.15」開催報告
自分の技術力で社会を変えたい―未踏OBたちの挑戦

 第21回となる未踏事業成果報告会である「2014MITOU Final Reports」が2月21日、22日の両日にわたって開催されました。2014年度未踏事業で約9か月の間クリエータたちが取り組んできたプロジェクトの成果を発表する公開イベントで、会場には未踏OB・OGをはじめ、未踏を応援してくれる人たちも駆けつけてくれました。

採択されていたプロジェクトは全部で14件。一日7件ずつ発表が行われ、それぞれ担当したPMが先導する形で発表と質疑応答が行われました。冒頭、プロジェクトマネージャー代表として挨拶に立った夏野PMは「(一般社団法人未踏の発足したこともあり)今年は未踏が大きく羽ばたく年。皆さんの責任は重い」と発表するクリエータたちに発破をかけ「どうしようもない発表は炎上します」と笑いをとります。

多くのプロジェクトに共通しているのが、PMとの熱い議論の末にここまで漕ぎつけてきたということ。プロジェクトの主役はあくまでクリエータですが、PMの本気のアドバイスがクリエータたちの成長につながっていることが、発表の端々から感じ取ることができました。成果のレベルは、すでに実用レベルに達しているものから、今後さらにブラッシュアップが必要と思われるものまで、様々ですが、クリエータたちにとっては今回のプロジェクトが大きな財産になったはずです。

このイベントでは、未踏としては初めて「ニコニコ生放送」でライブ配信を行い、未踏を知らなかった多くの人たちも視聴し、驚嘆の声も上がっていました。卒業していくクリエータの方たちの今後の活躍が楽しみです。

▼参照:発表テーマ一覧(開催時のプログラム)
www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2014/seikahoukoku21th.html

※発表時の動画は、YouTube IPA Channelでご覧になれます。
▼YouTube IPA Channel
www.youtube.com/playlist?list=PLi57U_f9scIKkrtnygOxh56MCe0TTbJO8

MITOU TOPICS (未踏関連の話題)

情報処理学会の「ソフトウエアジャパンアワード2015」
今年も未踏OBが受賞、江木聡志さん。

 昨年11月17日(月)に開始された2015年度未踏事業の公募は、約の5ヶ月の募集期間が経過して、3月18日(水)に締切られました。

全国各地で実施した説明会などの普及活動が功を奏して、昨年度を上回る応募が寄せられ、全ての書類に目を通して行われる一次審査にあたるプロジェクトマネージャーの方々は、嬉しい悲鳴をあげたようです。
先々週末4月18日(土)・19日(日)の2日間にわたり行われた二次審査のヒアリングが大きな山場となって、プロジェクトマネージャーの独自の視点により採択プロジェクトが選ばれ、未踏事業審査委員会での審議を経て決定されます。

提案されたアイディアの多彩さとユニークさからも、今年度はどのようなテーマとクリエータが採択されるのか、6月の発表のその日を、乞うご期待ください!

一方、終了した2014年度のスーパークリエータ認定者の評価、審査が進められています。約9か月のプロジェクトの取り組みと成果をみて、これもプロジェクトマネージャーが候補者を選び、未踏事業審査委員会での審議を経て決定されます。こちらも楽しみにお待ちください。

MITOU NOW (未踏事業の近況報告)

 昨年11月17日(金)に開始された2015年度未踏事業の公募も2ヶ月が経過して、3月18日(水)の締切りまで約2ヶ月を残す時期となりました。未踏事務局では全国各地で公募説明会を実施しております。主要都市および各地の大学等を中心に、これまで16箇所で開催し、1000名近い方々にご参加いただいております。

 IPAより未踏事業のご紹介と今年度の公募について、また過去のOBの事例紹介などを行っています。会場によってはPMや各地ゆかりの未踏OBなどにもご講演をいただくなど、様々なカタチで応募の呼びかけを行って参りました。毎回多くの質問をいただき、参加いただいた方々の関心の強さを感じています。

 引き続き、皆さまからも、周囲の方々へのお呼び掛けをしていただければありがたく、よろしくお願いいたします。

未踏通信編集局より

2月21日、22日の二日間にわたって、今年度の未踏成果報告会が開催されます。今年度の未踏採択者たちがどんな成果を上げてくれるのか。今号の未踏通信でも未踏OBたちの活躍を取り上げていますが、こうした先輩たちに負けない素晴らしい成果が報されることが期待されています。未踏成果報告会の様子はインターネットでライブ配信されます。一人でも多くの方に、若者たちの技術へのこだわりが切り拓く未来の可能性を実感していただければ幸いです。
▼未踏通信バックナンバーは以下をご覧ください。 http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/tsushin/index.html

更新履歴

2015年 4月27日 未踏通信第13号のバックナンバーを公開しました。

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