これまでの未踏事業【未踏通信】第7号バックナンバー

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【未踏通信】第7号バックナンバー

最終更新日:2014年5月20日
IT人材育成本部
イノベーション人材センター
未踏人材グループ

【未踏通信】第7号 (2014.5.20)

皆さま、こんにちは、未踏通信編集局です。未踏通信 第7号をお送りします。

この未踏通信は、未踏OBからの技術関連コラム、未踏関連イベント情報、未踏関連の話題等、未踏事業に関わる情報をお知らせするメールニュースです。随時お送りしておりますのでご愛読ください。

TECHNOLOGY EYE(未踏OBが見た最新技術動向のコラム)

「公教育におけるイノベーション」

2010年度に未踏本体で夏野剛PMのもと、「電子教科書用後付けLMSの開発」で採択された後藤正樹です。現在は、教育系ITベンチャーのCTOとオーケストラ指揮者として仕事をしており、教育×IT×音楽の融合を目指しています。

今回はその中で教育×ITである、公教育におけるITを利用したイノベーションについて簡単にまとめようと思います。

■公教育におけるイノベーション
「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセンが2008年に出した著書「教育×破壊的イノベーション」の中で、『生徒一人ひとりの知能・学習スタイルに合わせた教育の提供が、今後のイノベーションであり、それにはITの活用が有効である』と述べています。これに呼応したように、近年、公教育の現場では、iPadなどのタブレットの活用が始まっています。生徒が1人1台のデバイスを持つ時代になり、クリステンセンの言うイノベーションが起こるための土台が作られつつあります。そのイノベーションが実現される時、どのような技術や概念が活用されるのか、そのキーワードを挙げてみます。

■教育イノベーションに関連するキーワード
・Adaptive Learning
 生徒の学習履歴などのビッグデータを元に、個人個人に最適化された学習内容の自動提供をする。
・Active Learning
 教員が一方的に知識を教える「講義型」ではなく、学生自らが話し合いながら課題を解決したりプレゼンテーションをする授業形態。
・Flipped Learning(反転授業)
 通常の授業の形態とは異なり、学習内容は事前に動画で予習し、教室では個人個人の演習やグループ毎の演習を行うスタイルのもの。

■私が未踏時代からやりたいこと
今私は、この教育におけるイノベーションを興すべく、未踏での成果物をさらに発展させ、上記3つのキーワードを取り入れた「Real-time LMS」というシステムの開発を進めています。詳しくは 6月17日に行われる未踏交流会でお話いたしますので、ご興味がありましたら是非ご参加ください。

※2014年6月17日 未踏交流会ご案内ページ
www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2014/kouryukai20140617.html

EVENT INFORMATION(未踏事業に関連したイベントのご案内)

2014年6月17日(火)「未踏交流会」開催!

来る6月17日(火)、産学連携を推進されているアキバテクノクラブ様(※1)との共催により、下記のとおり「未踏交流会」を開催いたします。

これまでも、毎回大盛況となっております「未踏交流会」。毎回、当日の講演テーマにご興味のある方々を中心に、さまざまな方が参加され、その度に新しい出会いと交流が生まれ、未踏の輪が広がっています。

さて今回は、講師にコラムにも登場いただいた、株式会社ベストティーチャーの取締役CTO、後藤正樹氏をお迎えして「公教育でのイノベーションを目指す」というタイトルでご講演いただきます。

また、そのあとの懇親会では、これまでと同様、ラフなコミュニケーションの中で行われる、参加者によるショートプレゼンテーションも予定しています。当日ご参加される皆さまは、ぜひ積極的にショートプレゼンテーションにもお申込みいただき、ご自分の日頃の活動、アイディア、成果等をご披露ください。

また、この機会を利用して、未踏クリエータや、一般参加の方々、そしてアキバテクノクラブのメンバーの方々との交流による、コミュニティーの輪を広げていただければと思います。
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■「未踏交流会」開催概要
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開催日時:2014年6月17日(火) 17:00~20:00
開催場所:秋葉原ダイビル5F カンファレンスフロア5C
所 在 地:東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル5F
交通案内:www.akibahall.jp/data/access.html
定  員:50名
参  加:・講演は無料(一般公開形式、事前申込み制)
     ・ショートプレゼンテーション&懇親会は1,000円
      (ドリンク・軽食代、事前申込み制)

講演の概要は、以下をご覧ください。
www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2014/kouryukai20140617.html

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■「未踏交流会」参加申込み方法
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参加ご希望の方は、下記URLの受付ページよりお申込みください。(先着順で受付けし、満員の場合はお断りする場合もあります)
https://ipa-rcpt.ipa.go.jp/event_entry/index/40/

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■ショートプレゼンテーションのプレゼンテーター希望者申込み方法
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ショートプレゼンテーションのプレゼンテーターを募集しています。以下宛にメールにてお申込みください。
申込メール送付先:mitou-hukyu@ipa.go.jp

詳しくは以下のページをご覧ください。
www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2014/kouryukai20140617.html
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※1 アキバテクノクラブ
「秋葉原ダイビル産学連携フロア」に入居する大学・企業等が構成メンバーとなり、各メンバー間のコミュニティ形成を目的とする「相互交流の場の創出」や、メンバー内外に向けた「活動内容等の情報発信」等の活動を行って「IT基盤型先端技術による産業の創出と再生」に繋げることを目指しています。

▼アキバテクノクラブWebページ:
www.akiba-sangaku.jp/concept/index.html
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2014年6月21日(土)・22日(日) 第20回(2013年度)未踏事業 成果報告会開催

来る6月21日(土)・22日(日)の両日、下記のとおり「第20回未踏事業 成果報告会」を開催いたします。

2013年度未踏事業で採択され、提案したアイディアを現実の形にすべく、昨年10月から今年6月までの約9ヶ月にわたり、担当PMの熱心な指導のもと開発が続けられています。そして、いよいよその成果物を発表する晴れの舞台がこのイベントです。

2013年度の採択は、17件のプロジェクトで、ロボットありマジックありの、いずれのテーマも興味を引くものばかりで、ご想像以上の成果を見せてくれるものと期待されます。

一般に公開されたイベントですので、ぜひ周囲の方々とお誘い合わせの上、ご来場いただければありがたく、よろしくお願いいたします。合わせて、6月22日(日)の終了後には、採択者やPMをはじめ、未踏OB、一般企業の方々が会する懇親会もございますので、ぜひご参加ください。
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■「第20回(2013年度)未踏事業 成果報告会」概要
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開催日時:2014年6月21日(土) 10:30~18:15  (10:00受付開始)
     2014年6月22日(日) 10:30~17:30※ (10:00受付開始)
開催場所:コクヨ多目的ホール
所 在 地:東京都港区港南1丁目8番35号
交通案内:www.kokuyo.co.jp/com/hall/access/
定  員:150名
参  加:無料(一般公開形式、事前申込み制)
     
 ※6月22日(日)終了後18:00より懇親会(事前申込み制、参加費当日会計)

▼2013年度未踏事業採択者と採択テーマ名は以下を参照ください。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2013/koubokekka_index.html

▼当日のプログラムの詳細は、後日以下のURLにて掲載されます。
www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2014/seikahoukoku20th.html
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■「成果報告会」参加申込み方法
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参加ご希望の方は、下記URLの受付ページよりお申込みください。(先着順で受付けし、満員の場合はお断りする場合もあります)
https://ipa-rcpt.ipa.go.jp/event_entry/index/38/
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MITOH TOPICS(未踏周辺のちょっとした話題)

2013年度の未踏採択での開発中プロジェクト
話題の「KICKSTARTER」で資金調達中!

2013年度の未踏に採択されたプロジェクト「ホビー性と実用性を兼ね備えた手のひらサイズの飛行ロボットシステム」、現在このプロジェクトの開発の中で製作されている「phenox」と命名された自律型のQuad Copterが、今Web上のクラウドファンディングとして話題となっている「KICKSTARTER」に掲載されて資金調達を行っています。この未踏プロジェクトは、現在も藤井PMのもとでチーフクリエータの此村領さんとコクリエータの三好賢聖さんの二人が開発しているものです。

藤井PMのこの「Phenox」へのコメントは、「小型(手のひらサイズ)、高機能(Linuxベースでプログラムをそのまま動かせる自律型)、しかも低価格、という日本らしい展開です」とのことです。

「KICKSTARTER」に載ることは、資金面以外の点でも、世界中の人々の目に触れてもらえることで、プロジェクトに対する様ざまなフィードバックを得ることができ、今後の開発に結びつけて完成度をさらに上げられるのではと期待されます。

▼KICKSTARTER 「Phenox」ページ
https://www.kickstarter.com/projects/253110733/phenox-intelligent-interactive-and-programmable-dr
▼未踏 此村・三好プロジェクト概要ページ
http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2013/gaiyou_f-1

未踏OB 杉山竜太郎、杉山浩二両氏の株式会社 LoiLo の製品「ロイロノート」
「中小企業優秀新技術・新製品賞」ソフトウエア部門優秀賞 受賞!

日刊工業新聞社等が主催し、経済産業省中小企業庁が後援する「中小企業優秀新技術・新製品賞」において、2006年度下期本体の杉山浩二、杉山竜太郎両氏の株式会社 LoiLo がビジネス展開をする製品の1つ「ロイロノート」がソフトウェア部門の優秀賞を受賞しました。

「中小企業優秀新技術・新製品賞」は、中小企業が開発する優れた新技術や新製品を表彰することにより、中小企業の技術振興を図り、産業の発展に貢献することを目的とし、昭和63年より毎年実施されているアワードです。

「ロイロノート」は、21世紀型スキルと呼ばれる思考力、判断力、表現力を育成する授業支援アプリケーション。簡単操作で様々な教材をタブレットに表示することで、スムーズに学習活動を進め、総合的な学習のみならず、基礎・基本教科の習得にも効果を発揮するソフトウェアとして評価されての受賞です。

お二人の今後の、さらなるビジネス展開にも期待したいと思います。

▼第26回中小企業優秀新技術・新製品賞_受賞者一覧 発表ページ
http://www.nikkan.co.jp/sanken/shingizyutu/26shingizyutu.html
▼株式会社 LoiLo
http://loilo.tv/jp/
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MITOH NOW(未踏事業の近況報告)

2014年度未踏公募審査
いよいよ大詰め、6月に採択者発表!

去る3月19日(水)、2014年度未踏事業も公募が締切られて、PMによる熱い審査が行なわれていますが、採択者決定までいよいよ大詰めにきています。二次審査(ヒアリング)に来た応募者は、いずれもユニークなツワモノ揃いで、審査に当ったPMにもなかなか難しい判断が迫られているようです。PMが選抜した採択候補者は、今後、審査委員会、IPAの理事会等の承認手続きを経て、6月には発表される予定です。新たにどのような未踏クリエータ達が生まれるのか。大いに楽しみにして発表をお待ちいただければと思います。

未踏通信編集局より

新緑の芽吹く5月。未踏関連はまさにそういう時期を迎えています。今年度の未踏事業への公募の審査会はまさに大詰め。今年度も大いに成果が期待できるテーマがそろっています。そして、昨年度の未踏クリエータたちによる成果報告会の開催も間近に。9か月にわたるクリエータたちの産みの苦しみが伝わってきそうです。さらに、未踏OBたちも大活躍。将来の事業化に向けたプロジェクトが着々と進んでいます。この季節にそれぞれの場面で未踏がもたらす可能性を実感していただければ幸いです。

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2014年5月20日 未踏通信第7号のバックナンバーを公開しました。

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