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2007年度第II期未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  安村 通晃



2.採択者氏名


代表者

草野 孔希(電気通信大学 電気通信学部

共同開発者

 なし


3.プロジェクト管理組織


 リトルスタジオインク株式会社



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


  同期・非同期統合型の会話情報を構造化した新コミュニケーションツールの提案と実装



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

ネットワークを介したテキストベースのコミュニケーションツールには、チャットなどの同期型コミュニケーションツールとBBSなどの非同期型コミュニケーションツールとがある。しかし、お互いが自動的に協調するような同期型と非同期型とを統合したコミュニケーションツールは少ないため、殆どのユーザは両ツールを手動で協調させている。また、両ツールには大人数で利用すると情報量が膨大になり、必要な情報を発見しにくいという問題点もある。そこで本研究では、様々な規模のコミュニケーションに対応するため、参加者に役割を与えることで、参加者と参加者の発言それぞれを構造化して情報を整理し、更に整理した情報同士を関連付することで会話情報のネットワークを構築できないできないかと考えた。その発想を元に、誰でも気軽に参加し、活発に議論できるようなインタラクションを持つ同期・非同期統合型コミュニケーションツールを新たに開発する。
方針としてテキストチャットの機能をベースとし、そこに非同期に対するサポートを拡張すると形で開発を進める。同期型と非同期型のコミュニケーションを統合するには、それぞれの性質の違いをツールが吸収し、現在手作業の工程を自動化する必要がある。そこで、本研究では具体的に以下の機能を提案する。
1. ユーザに対して役割の自動的な割り当て。
2. ソフトウェアの起動状態による参加意欲の推定。
3. 各発話の半自動的な関連付け
4. 独自のフォーマットによるより価値の高いログの保存方法の提供。
5. 会話ログ同士の関連付け。
本ツールでは参加者に役割が与えられ、それぞれの発言が構造化される。今まで直線的だった会話ログを、場合に応じて分割・要約・アノテーションできるデータ構造を用意することでログを読むストレスを軽減し、情報を理解するまでの速度を向上させる。



7.採択理由(担当PMからのコメント)

 チャットなどの同期型とBBS(掲示板)などの非同期型とを統合したコミュニケーションツールの開発提案である。すでに構想はしっかりできあがっている。つまり、リアルタイムで流れるディスカッション(チャット)に、後から加えるコメントいうのが大きな枠組みであり、その中に、マスター、ディスカッサー、コメンテイター、ビューアーというユーザ区分を設けている。
  画面レイアウトなどのインタフェース部の詳細を詰めて、実装を進めれば、面白いシステムができあがる可能性が大きい。議論の種別と発言者・閲覧者のカテゴリー分けを良く整理・検討して、早めに実装をすすめ、可能であれば、実運用の上でのシステムの調整と評価も行って欲しい。




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