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2007年度第I期未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  安村 通晃



2.採択者氏名


代表者

井形 進宏(電気通信大学大学院 修士課程

共同開発者

久地井 淳(電気通信大学 電気通信学部


3.プロジェクト管理組織


  株式会社ゴーガ



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


  美しい私をプロデュースし,美容院を産業革命させる
ヘアスタイルシミュレーションシステム『ViVienne(ビビアン)』の提案



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

自分の髪型を変える時に雑誌などを見ながら気に入った髪形を選択し,美容師に頼むのが一般的だが,その髪型が自分に似合うかどうかはわからない.
現在,それを解消するためにヘアスタイル誌や2次元的に髪型をシミュレートするサービスもいくつかある.しかし,自分の顔の形が卵顔型が,円顔型かなどは判断がつきにくいし,2次元的にシミュレートするソフトウェアにいたっては,光源や質感の均一化がなされておらず,ハッキリ言って使い物になってないと思う.
私はこういったサービスを利用して何度も髪型の変更に失敗してきた.
そこで顔写真から3DCGデータを製作し,髪型をシミュレートするシステム『ViVienne(ビビアン)』を提案する.
3DCGならば均一な光源を与えたシミュレーション結果が捉えられ,全方向から見ることが出来る.また,現在の髪の長さに応じた髪型の選択や,髪の色の変更も簡単で,さらに髪が伸びた未来予測が可能である.そして,シミュレート結果の髪の長さを部分,部分で(前髪5センチ,もみ上げ3センチなど)計測できるので髪をカットする際のヘアレシピが作成可能である.
『ViVienne』があれば,ユーザは自分で気に入る髪形を入念に調べ,そこから得られるヘアレシピを美容師に渡すだけで好みの髪型が実現するので,ヘアスタイルの変更に失敗する可能性が削減できる.
料理本の通りに料理を作って不味い料理が出来ないように,レシピの通りに切れば,技量の低い美容師でも失敗の無いスタイリング作業を実現し,美容院を産業革命させることが出来る.
また,写真からある程度正確な3DCGデータを取得するためには3Dスキャナや高価なソフトウェアが必要とされ,コストのかかる作業となっているが,顔の3DCGのみに特化した本提案『ViVienne』では,5方向から取得した画像を元に,データベースにあるポリゴンデータとマイニングして写真から3DCGを作成することでコストダウンをはかる予定である.



7.採択理由(担当PMからのコメント)

髪型のデザインを3D的に表示しようとするもので、ファッションに関心の高い、日本人の特に若い人向けのソフトとして、非常に興味深く期待のもてる研究開発提案である。3Dをファッションに応用した例としては、すでに眼鏡での実例もある。しかし、3Dでは一般に髪型のシミュレーションは、もっともCGとして難しいものの一つとして知られている。これに対しては、髪型と本人の顔のマッチングを分かりやすくする、という観点から、ある程度の割り切り方が必要だと思われる。写真の撮影方向の数とか技術的に検討すべきところもあるが、最終的にはエモーショナルなシステムとして完成させて欲しい。うまくいけば、ビジネス的な展開も可能な楽しみな提案である。





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