IPA






2007年度第I期未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  安村 通晃



2.採択者氏名


代表者

小野 永貴(筑波大学 図書館情報専門学群

共同開発者

常川  真央(筑波大学 図書館情報専門学群


3.プロジェクト管理組織


  株式会社 創夢



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


  本の向こうに誰かが見える―利用者の“つながり”を創る、次世代図書館情報システム



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

図書館とは、数多くの本や資料を蔵書として保有し、利用者に提供するサービス行う機関であり、本などのメディアが複数の利用者によって共有されている場所であるといえる。ところが、私たちは普段図書館を利用する際に、「メディアを共有している感覚」を感じることはほとんど無い。本システムではこの感覚を取り戻すために、利用者を重視し、利用者のコミュニティ形成をサポートする新しい図書館情報システムを提案する。このシステムが目指すものは、利用者の貸出履歴情報や利用者が発信する情報を活用し、利用者に“他の利用者とのつながりを創る”機能を提供することでコミュニティを活性化する、利用者主体型の図書館情報システムである。具体的にどのような機能を実装するのか、中核をなす3つの主機能は以下のとおり。
1)貸出履歴情報のビジュアライズ
2)図書館固有の情報を活用した利用者分析・類似ユーザのサジェスト
3)利用者の「作品」を図書館資料と同列に検索できる、利用者参加型コレクション



7.採択理由(担当PMからのコメント)

図書館などから借り出した本では、アナログ式の図書貸出しカードには名前が載っていたり、ときにはうっすらと傍線が引かれたり、あるいは、耳折れがあったりして、前に読んだ人のこととの間接的なつながりのようなものが感じられた。最近のデジタル式の貸出しシステムでは、このような読者相互のつながりがますます、希薄になっていくことを危惧した提案者が借り出した本を媒介にした「つながり」を取り戻す試みであり、発想そのものにも大きな期待が持てる。具体的には、仮想貸出しカードや仮想本棚などを構想しているようだが、着実に機能を実現していって貰いたい。可能ならば、現実の図書館での実証実験のようなことを開発期間中にぜひ実現して欲しい、と願っている。





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