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2007年度第I期未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  安村 通晃



2.採択者氏名


代表者

山本 祐輔(京都大学大学院 情報学研究科

共同開発者

 なし


3.プロジェクト管理組織


  リトルスタジオインク株式会社



4.採択金額


  2,690,000



5.テーマ名


  不確かな知識の信頼性判断の支援を行う「ほんと?サーチ」



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

ある情報の真偽を調べたいときなどは,Web検索エンジンを用いる場合はページを比較しなければならない、できるだけたくさんのページを見る必要がある等工夫が必要であり,時間と労力がかかる.そこで本プロジェクトでは、知識検索エンジンの一種として、不確かな知識の信頼性判断を支援する「ほんと?サーチ」システムを提案する.ユーザが疑わしいと思う知識を自然言語(フレーズ)の形で入力すると、システムは信頼性判断のための材料を以下のような形で返す。
●Web上でのある知識に対する言及度
ある知識がWeb上でどのくらい言及されているか調べる。具体的にはユーザが入力したフレーズの意味する内容を含むページがどの程度あるかを調べる。
●他の知識との比較
入力された知識と類似の知識、対立する知識を検索エンジンのインデックスを自然言語処理を用いて分析することで、抽出する。
●知識に対する詳しい情報
  ユーザに深い知見を与えるために証拠情報などの詳細情報を提示する.提示情報はユーザの希望により切り替えられるようにする。
●リランキング,詳細情報(スニペット)再生成機能
  詳しい情報の提示とも関連があるが,信頼性の評価軸をユーザが指定することで,ランキング,詳細情報を動的に変化させる機能を考えている.イメージとしてはスライダーバーをいくつか用意し,それを操作することで,リアルタイムにランキング,スニペットが変化する.
既存の検索エンジンでも信頼性は考慮しているが、そのような検索エンジンはある一つの尺度からしか情報を評価し提示することができない。またその評価もどのようにされているかもユーザは知ることはできない。多くの評価軸でコンテンツを評価できるようにしなければ、ユーザが真の意味で信頼できる知識は得ることはできない。そのような問題を解決するにも、ほんと?サーチのようなシステムが必要なのである。



7.採択理由(担当PMからのコメント)

世の中に氾濫する情報の真偽性をネット上で自分で調べようとするとけっこうな手間がかかる。本システムでは、与えられた命題がどの位本当かを、Webからの情報を元にその真偽を確率付きで提示しようとするものである。企画書を読んだ時点では、本当にそのようなことが可能か心配であったが、オーディションにおいて、試作品が動作をしているところを見せて貰い、その実現可能性については、充分納得できた。ただ、実際に使えるようにするためには、まだまだ、機能面、インタフェース面の改良が必要であり、今回の開発の成果が期待される。開発を通して、本シシテムで判定可能な「真偽」はどの範疇に属するものか、などの適用性についても明らかにしていって貰いたい。





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