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2007年度第I期未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  竹内 郁雄



2.採択者氏名


代表者

川島 和澄(電気通信大学 電気通信学部

共同開発者

 なし


3.プロジェクト管理組織


  有限会社シーカネット



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


 他の人に自分のスケジュールを書いてもらう機構



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

自分の予定を管理する「スケジューラ」は世の中に多数あるが、いずれも予定は全て自分で書かなければならない。スケジュールを入力するという行為は大概の場合非常に面倒なものであり、多くの人間が極力避けたいものであると考える。そこで当提案は、他の人が書いた予定を自分のスケジューラに組み込む仕組み、そのためのソフトウェアを開発を行うものである。これにより多くの人が自分の予定をスケジューラに登録する手間を省くばかりか、内容に信憑性や正確性を持たせることが出来る。
予定データの配布形態は「団体→不特定多数」になると思われる。
また、同時に、新しい予定のデータを簡単に作ることが出来るソフトウェアの開発も行う。これにより、自分のスケジュールを構成する「予定データ」を他の人が書いてくれる可能性を引き上げる。もちろん、自分で自分の予定を書く時のストレスも軽減する。
具体的な開発項目は以下の通りである。
1.「予定データ」として使う規格の開発
  既存の規格の中に適切なものが存在しないため、規格から考えることにした。
2.「予定データ」を取り込むスケジューラの実装
  Webアプリ・ローカルアプリの両方を用意する予定である。
3.「予定データ」を作成するソフトウェアの実装
  これに関しても、Webアプリ・ローカルアプリの両方を用意する予定である。
4.「予定データ」と過去の規格との変換を行うアプリケーションの開発
  過去の規格にのみ対応した計算機にも対応させるためである。
5.携帯電話への移植(余裕があれば)
  Pcで作成した「予定データ」を取り込んだり、PCのスケジューラに登録されている「予定データ」を全て取り込むことによって同期を取ったり…という操作を行うためである。




7.採択理由(担当PMからのコメント)

 提案書の段階ではかなりわかりにくかったが,オーディションの明解なプレゼンで取り組もうとしている問題と,開発するソフトの意味が非常にクリアになった.この提案タイトルでは矮小な誤解を生んでしまうかもしれない.これはスケジュールの記述に関する共通プロトコル (iCalenderが代表的なRFC ―― ちゃんとRFCがあるんだということを知った) を改良し,実用的なシステムを開発しようという提案である.
  そういえば,スケジュールはいまでもほとんどの人が自分で打ち込んでいる.しかし,すでにパブリックになっているスケジュールなどは,それをそのまま取り込めるに越したことはない.また自分で打ち込んだスケジュールを標準プロトコルでほかの人とやりとりできたら便利なこと間違いない.実際,川島君の実にユーモラスな漫画で示されたユースケースがいかにも便利そうである.竹内もぜひ使ってみたい.というより,手帳へのスケジュール転写がいつも穴だらけでついダブルブッキングしてしまう竹内としては,川島君にいろいろ無理難題の要求を出しそうで恐い.
  それはともかく,現状のRFCであるiCalender (2400番台だから古い) に対して,実に今日的な機能の追加を川島君は提案している.ならば,川島君! iCalenderを凌駕する新しいRFCを提案できるところまでつっ走ってほしい.




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