| Teleshadowはユーザの日常生活での動作を影化して送りあう、行灯型の遠隔コミュニケーションメディアです。
私たちは普段、友人や家族の姿を自分の目で直接見て、それから「疲れたの?」とか「何の本を読んでいるの?」と話しかけます。しかし、状況を見ることによるコミュニケーションの発生は、現在のビデオチャットや電話では起こりません。電話は、「もしもし、今電話して大丈夫?」から始まります。ビデオチャットは、特に女の子の場合は化粧をしなければ使えません。
Teleshadowは、人間の形をカメラで撮影し、人影へと画像処理し、それを行灯型のインタフェースに表示するメディアです。背景分離法による画像処理で「影化」する事で、背景を写さずに、人間のアクションを影絵の様に写します。影化は、化粧や部屋の散らかりを隠しますが、本を読む動作や、椅子に座って勉強している動作は相手に見せる事ができます。これは、先に述べたようなプライバシーの問題を守りながら、プライベートな空間を接続する、「常に起動して接続し続ける家具」としてのインタラクションを考えたデザインです。
現在のIP電話などのインターネットを用いた遠隔通信は、フォーマルな会議などを基本としてデザインされています。例えばSkypeとそのBluetooth子機などは、音質や画質、通信速度、料金の面で革新はあります。しかし、形も利用方法も昔の電話からほぼ変わっていません。
影電話−Teleshadowは、そのIP電話などが成長させたインフラや技術をプライベートなコンテキストで利用する事で、電話のもう一つの在り方を目指して開発します。
|