IPA






2007年度第I期未踏ソフトウェア創造事業(未踏ユース)  採択概要


 



1.担当PM


  筧   捷彦



2.採択者氏名


代表者

橋本 翔(慶應義塾大学 政策メディア研究科 修士課程)

共同開発者

安田 俊平(慶應義塾大学 政策メディア研究科 修士課程), 小泉麻理子(慶應義塾大学 総合政策学部)



3.プロジェクト管理組織


  株式会社メルコホールディングス



4.採択金額


  3,000,000



5.テーマ名


  影電話 - Teleshadow plusの開発



6.テーマ概要 (応募時資料を一部分改訂)

Teleshadowはユーザの日常生活での動作を影化して送りあう、行灯型の遠隔コミュニケーションメディアです。
私たちは普段、友人や家族の姿を自分の目で直接見て、それから「疲れたの?」とか「何の本を読んでいるの?」と話しかけます。しかし、状況を見ることによるコミュニケーションの発生は、現在のビデオチャットや電話では起こりません。電話は、「もしもし、今電話して大丈夫?」から始まります。ビデオチャットは、特に女の子の場合は化粧をしなければ使えません。
Teleshadowは、人間の形をカメラで撮影し、人影へと画像処理し、それを行灯型のインタフェースに表示するメディアです。背景分離法による画像処理で「影化」する事で、背景を写さずに、人間のアクションを影絵の様に写します。影化は、化粧や部屋の散らかりを隠しますが、本を読む動作や、椅子に座って勉強している動作は相手に見せる事ができます。これは、先に述べたようなプライバシーの問題を守りながら、プライベートな空間を接続する、「常に起動して接続し続ける家具」としてのインタラクションを考えたデザインです。
現在のIP電話などのインターネットを用いた遠隔通信は、フォーマルな会議などを基本としてデザインされています。例えばSkypeとそのBluetooth子機などは、音質や画質、通信速度、料金の面で革新はあります。しかし、形も利用方法も昔の電話からほぼ変わっていません。
影電話−Teleshadowは、そのIP電話などが成長させたインフラや技術をプライベートなコンテキストで利用する事で、電話のもう一つの在り方を目指して開発します。




7.採択理由(担当PMからのコメント)

人と人とのつながりを保ち,直接的なコミュニケーションを始めるきっかけをつくってくれる,そんな家具を作ろう,という計画である。行灯のような家具に,遠く離れたところにいる友人の,あるいは家族のシルエットが映っている。直接に顔が見えるわけではないし,細かいことまでは映らない。でも,確かにそこに知ったあの人がいて何かしていることは見えている−いや,感じられる。行灯に映るシルエットにはそんな力があることを,実験で確認したという。
今回は,さらに使いやすく実用的なものに仕上げること,さらに多くの人に見てもらい,使ってもらって改善と普及に努めたいという。行灯の実物の作成とともに,その2次元投影版がPC画面の片隅に出続けている,というのも意外に受けるかもしれない。全体を管理し行灯作りまで手がけるのが橋本さん,それをソフトウェア作りで安田さんが手伝い,ヒューマンファクタの面を小泉さんが担当するというチーム作業によって,なるべく早く社会実験に持っていけることを期待している。





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