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2007年度第T期 未踏ソフトウェア創造事業  採択案件概要

 


1.担当PM

  田中 二郎 PM (筑波大学 大学院システム情報工学研究科長


2.採択者氏名

開発代表者

大倉  務 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 創造情報学専攻 修士課程 )

共同開発者

なし


3.プロジェクト管理組織


  株式会社オープンテクノロジーズ


4.採択金額


  5,000,000


5.テーマ名


  ブログを用いた「なんでも早期発見システム」の開発


6.関連Webサイト


  なし


7.申請テーマ概要

 現在、日本で100200万人の人がブログを書いているといわれており、コンピュータに詳しい人によるブログだけでなく、一般的な主婦や学生によるブログも多い。これらは一般の人達の率直な声を反映しているといわれており、マーケティングのための市場調査・効果測定や製品開発計画のための安価な情報源として有望視されている。実際にビジネスに応用する試みもはじまっている。

 ブログに書かれた情報を利用して社会動向や流行を捉えようという試みは既にいくつかあり、例えば入力したキーワードに対してブログ上での登場頻度を返すようなサービスや、「流行語」をリストアップするようなものがある。しかし、既存のものはブログ界全体に影響を与えるような大きな変化しか捉えることができない。

 提案システムでは、ブログをその著者の属性により細分化して時系列変化を見ることで、既存のシステムでは発見できなかった「ちょっとした」変化も発見することを目指す。特に、著者属性を推定する際のあいまいさを変化点検出の際まできちんと保持することで、有用なデータを捨ててしまうことなく流行分析を行えるようにする。また、単位時間あたりの単語出現数の変化をみるのではなく、単語の出現間隔を利用することでより早期に変化を捉えることを可能とする。

 変化を検知する粒度を細分化する際には、ブログごとに属性を推定する技術が必要になるのはもちろんのこと、少ないデータから確実に変化を検知する手法が必要となる。また人間の感覚に近い「流行度」を計算するための方法を確率する必要がある。大量のブログデータを扱うシステムを構築することと共に、これらを実現する手法を確立することが本プロジェクトの中核を成す部分である。


8.採択理由

ブログから「予想外」の「ちょっとした」変化を検出し、ユーザーに情報として提供するという点が興味深い。よくまとまった提案である。




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