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PCの一般家庭への普及と爆発的な増加によって、ウィルスやワーム、ボットなどのコンピュータセキュリティ問題が注目され、多くのウィルス対策ソフトウェアやOS自体でのパーソナルファイアオールの導入などの改善がなされてきている。しかし、セキュリティ問題自体も高度化や複雑化しているため、技術一辺倒の対策改善だけでなく、PCを使用するユーザの意識やITリテラシの向上も必要である。特に、ネットワーク通信や情報はユーザからは完全に見えない形でOS内で行われているため、理系大学の大学生においても実際のコンピュータネットワーク像がどのようなものであるかを知る学生は少ない。また、Webサービスの発展やWeb2.0と呼ばれるマッシュアップサービスなどによるアプリケーションの高度化によって、今まで以上にPCにおけるネットワーク通信が多様化・複雑化していること、Skype やBitTorrentなどに代表されるP2Pアプリケーションの台頭によるネットワーク帯域を大きく使用するアプリケーションの登場、コンピュータの無線化・ユビキタス化やセンサ情報の氾濫など、今後ますますネットワーク情報は身の回りに溢れると考えられる。このような現在とこれからのネットワークセキュリティ状況を考慮して、ユーザのコンピュータネットワークに対する意識や姿勢の改善とより使いやすいコンピュータ通信の視覚化ソフトウェアであるユビキタスネットワークブラウザ(UNB)を開発する。
ユーザが使用するエンドホスト(PC)を動作ターゲットとして、PC上で行われる全てのネットワーク通信とセキュリティ関連情報を三次元グラフィック使用して視覚化するソフトウェア、UNBを開発する。ソフトウェア技術的には、2004年度T期の未踏提案ソフトウェアである 3D-tcpdump ソフトウェアをベースとし、今回は主に VPN や https などの暗号化通信の解析と視覚化、トラフィック視覚化ソフトウェアとしての拡張性などを中心に UNB の拡張を行う。そのため、段階的なソフトウェア実験評価が可能であり、それらのフィードバックをえながらのUNBソフトウェアの使い勝手の抜本的な改良と開発を進めていく。
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